色々鑑賞録
古い映画やドラマのあらすじを紹介してます
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他人にいえない職業の男
山崎努主演の2時間サスペンス。
内容はブラックユーモアたっぷりのコメディ。
泥棒にして売れない作家の主人公が、突如ベストセラー作家になって大騒動に巻き込まれるというお話。
一般的な2時間サスペンスとは違う変わった味が楽しめる。
美人女優の范文雀が、くたびれたホステスを演じるために惜しげも無くスッピン顔を披露しているのに注目。
監督はその後有名になる崔洋一。
本作登場のフィリピンから来た女性というモチーフは、後年の映画「月はどっちに出ている」にも登場する。

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テレビドラマデータベース

<番組データ>
脚本:岡部耕大
監督:崔洋一
初回放送:1991年1月16日
番組名:日本テレビ「水曜グランドロマン」

<出演>
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村上登:山崎努

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倉田博子:范文雀

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左から
麦田大二郎:石橋蓮司、神谷慎二:内藤剛志

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偽の村上:清水紘治

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岸川編集長:斎藤晴彦

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山倉和一郎:段田安則

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ムメ:ターニャ・ゴメス

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左から
村上国人:北見治一、村上寄子:井原千寿子

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村上の娘:?

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大田黒軍次:片桐竜次

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ミエ:余貴美子

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高木フヨ:関弘子

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録音ディレクター:崔洋一

<ストーリー>
世間は、今「お掃除泥棒」の話題で持ちきりだった。
「お掃除泥棒」とは、入った家を掃除して帰る空巣のことだ。
被害者は資産家ばかりで、何れも脛に傷持つ怪しい人間ばかりだった。
そのせいか、お掃除泥棒に空巣に入られても誰も被害届を出そうとしなかった。
ただその噂話が広まるばかりだ。
この「お掃除泥棒」の正体が、村上登(山崎努)だった。
村上は売れない作家だ。
出版社に原稿持込を続けていたが、中々採用して貰えない。
編集者たちは村上の原稿を読もうともしなかった。
仕方なく、村上は自腹で岸川編集長(斎藤晴彦)を料亭やクラブに誘って接待していた。
岸川は、適当に調子を合わせながらそんな村上をあしらった。
怪盗「お掃除泥棒」こと村上は、
クラブホステス・倉田博子(范文雀)のアパートに居候しながら
こんな冴えない生活を続けていた。
ある日、村上の元に刑事・麦田大二郎(石橋蓮司)と神谷慎二(内藤剛志)が訪ねて来た。
詐欺事件の捜査を進めているという。
捜査本部は、容疑者として村上登と名乗る謎の男(清水紘治)を逮捕していた。
村上はいつの間にかその男に名義を盗まれていたのだった。
この事件を切掛に、村上は何度かマスコミの取材を受けることになった。
これがどういう訳だか好評だ。
出版社は、この騒動に便乗してしまえと村上の本を出版した。
すると、これまた大好評で忽ち村上はベストセラー作家になるのだった。
テレビ出演が殺到し、レコードまで出す村上ブームがやって来た。
村上は、瓢箪から駒のような心境で念願の大作家の地位を手に入れるのだった。
ところが、この騒動は村上に思わぬ災難を巻き起こした。
まず、テレビを見たフィリピン女性・ムメ(ターニャ・ゴメス)が子供を連れて押し掛けて来た。
「私はあなたの妻です」
ムメは片言の日本語でそう言うと、村上に結婚証明書を差し出した。
勿論村上には身に覚えがない。
恐らく偽の村上が海外で結婚詐欺を働いたのだろう。
ムメたちは着の身着のまま日本にやって来たという。
このままフィリピンに追い返す訳にもいかず、村上は家主の博子に頼んで暫くムメたちを居候させてやることにした。
続いて、また新たな訪問者がアパートに押し掛けて来た。
別居中の博子の亭主だ。
「帰って来てくれ」
亭主はそう言って博子に頭を下げた。
以前、村上が雑誌取材を受けた際に、博子も一緒の写真に写ったことがあった。
それが掲載されて、亭主は逃げた女房の居所を突き止めたのだ。
仕方なく、博子は一旦亭主の元に帰ることにした。
村上は、博子のアパートにムメと共に取り残された。
村上も男だ。
暫くムメと一緒に生活すると段々情が移って来た。
村上はムメを気に入るようになり、ムメもまた村上に笑顔を振り撒いた。
このまま新しい家庭を持っても悪くないな。
村上がそんな気持ちを膨らませたところ、
新たな訪問者が押し掛けて来て甘い夢をぶち壊した。
村上の妻・村上寄子(井原千寿子)と父・村上国人(北見治一)だった。
実は、村上にはれっきとした妻子がいた。
「俺は上京して小説家になる。成功したらお前たちを呼び寄せる」
村上は、妻子にそう言い残して田舎から出て来たものの鳴かず飛ばずの生活が続いていた。
結局鍵屋のバイトで生計を立てるようになり、
そこで仕込んだ知識を生かしてコソ泥に転職していたという訳だ。
その後、村上は詐欺事件に巻き込まれたことが切掛で一躍売れっ子作家になっていた。
田舎に残して来た妻子のことなどすっかり忘れてしまっていたのだ。
忽ちのうちにアパートは修羅場と化した。
村上は、寄子に詫びて何とかその場を収めた。
こうして、村上は博子のアパートでムメと連れ子、それに寄子とその家族を加えた大所帯を構えることになるのだった。
その頃、捜査本部は偽の村上の身元割出を着々と進めていた。
偽村上は、鍵屋で同僚だった村上の戸籍を盗み出していたことが判った。
捜査本部はこの鍵屋も徹底的に調べ上げた。
これが契機となり、捜査本部は別に捜査中だった「お掃除泥棒」の正体を突き止めた。
本物の村上こそ「お掃除泥棒」の犯人だ。
捜査本部は直ちに村上を逮捕した。
話題のベストセラー作家・村上は、栄光から一転犯罪者に転落してしまうのだった。
寄子たちは、呆れて田舎に帰ってしまった。
村上は拘置所に収監された。
そんな村上の元に、何故か岸川編集長が面会にやって来た。
「この体験を手記にすれば文学賞間違いなしですよ、先生」
岸川はそう言って村上に新作執筆を依頼した。
岸川に言われてその気になった村上は、獄中で張り切って執筆を開始するのだった。

山崎努、范文雀:「他人にいえない職業の男」 [KBS京都] 2011年09月17日 19時00時00秒(土曜日)

崔洋一:関連作品


となりの窓
市原悦子主演の2時間サスペンス。
ミステリー作家の主人公が隣家で起きた殺人事件に翻弄されるというお話。
神代辰巳監督の演出は、かなり個性的で独特の雰囲気を全編に漂わせている。
ハンディカメラを多用し、ガラス越しに対象物を狙ったり、手前に障害物を配置したりと、
特殊な構図の多用が斬新と言えば斬新、見辛いと言えば見辛い。
話としては、設定が面白いにも関わらずいかんせん推理ものとしての筋立てが不足している感が否めない。
事件解決が余りにも唐突過ぎる。
キャストがいいだけに脚本の甘さが残念な作品。

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テレビドラマデータベース

<番組データ>
脚本:岸田理生
監督:神代辰巳
初回放送:1989年2月17日
番組名:フジテレビ「男と女のミステリー」

<出演>
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朝倉千佳子:市原悦子

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朝倉マサコ:洞口依子

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小松崎:深水三章

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小松崎フミコ:余貴美子

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上島イクオ:河原崎長一郎

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瀬川タカシ:柄本明

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大田:草野大悟

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北岡:森一

<ストーリー>
ミステリー作家・朝倉千佳子(市原悦子)は、出版社主催のパーティーに出席した。
千佳子はもうベテランだ。
作風が古くなったと新進気鋭の作家に散々馬鹿にされた。
怒った千佳子は、予定を切り上げて自宅へ帰ってしまった。
自宅に帰り着くと、千佳子にはまた一大事が待っていた。
母の居ぬ間に、娘・マサコ(洞口依子)が男を連れ込んでいたのだ。
千佳子は娘を張り倒した。
相手は何と隣人主人・小松崎(深水三章)だった。
小松崎は妻帯者だ。
もう半年にもなる仲で、妊娠三ヶ月だという。
千佳子は頭を抱えるしかなかった。
こんなことがあったといっても締切は待ってくれない。
千佳子は苛々しながら机に向った。
千佳子は夫・上島イクオ(河原崎長一郎)の浮気が原因で10年前に離婚し、以来ずっと独り身だ。
そのせいか、小説の中に上島をモデルにした人物を度々登場させていた。
当然その人物は作中で残酷に殺してやった。
千佳子は、そうやって元夫への復讐を楽しんでいたのだ。
今日も書くのはそんな原稿だが、嫌なことが重なって原稿執筆はさっぱり進まなかった。
編集者・大田(草野大悟)からは何度も督促の電話が掛って来た。
千佳子は、大田に遅れる言い訳をして電話を切り、ふと窓の外を見やった。
この書斎からは隣の家が丸見えだ。
例の娘を寝取った小松崎の家だ。
丁度、小松崎の妻・フミコ(余貴美子)が帰宅したのが目に入った。
フミコは男を連れていた。
抱き合ってキスしていた。
女房の方にも不倫相手がいるのか。
千佳子は呆れながら相手の男を確認してみた。
見覚えのある男だ。
それもその筈、男は千佳子の元夫・上島だった。
千佳子は呆気に取られた。
隣人夫婦はW不倫、それも相手は千佳子の娘と元夫なのだ。
千佳子は何ともやり切れない思いでカーテンを閉じた。
翌日、小松崎家にパトカーが押し寄せてきた。
小松崎夫人・フミコの変死体が見つかったのだ。
誰かに殺されたらしいが、犯人は判らないようだ。
捜査を担当する刑事・瀬川タカシ(柄本明)は、関係者一同に聞込みして回った。
被害者・フミコと夫・小松崎の夫婦仲が悪かったことを知った瀬川は、
隣家である千佳子宅にも聞込みにやって来た。
瀬川は、隣人夫婦のことだけでなく千佳子の身の上についても根掘り葉掘り質問した。
図々しい奴。
不愉快になった千佳子は、締切が迫っていると口実を付けてさっさと瀬川を追い返してしまった。
そんな時、千佳子の元に電話が掛って来た。
元夫・上島からだった。
会って話がしたいという。
離婚以来10年も音信不通だったのに妙な話だ。
千佳子は待ち合わせ場所に行ってみた。
上島は、千佳子に10年前の不義を詫びた。
そして、隣家の殺人事件について何か知らないかと尋ねてきた。
何故そんなことを知りたがるのだろう。
千佳子は不審感に駆られ、何も知らないと答えて立ち去った。
ひょっとして犯人は上島なのではないか。
千佳子の中に猜疑心が膨らんで来た。
小説の中では散々上島を犯人にしてきた。
だが、現実の事件となると何だか恐ろしくなって来た。
その頃、瀬川は小松崎とマサコが愛人関係だったことを突き止め、
小松崎を重要参考人として警察に連行していた。
小松崎はアリバイを主張して懸命に無実を訴えた。
瀬川は中々引き下がらなかった。
愛人が出来たことで夫婦喧嘩になり、結果妻を殺してしまった。
状況からはそれ以外に考えられなかった。
捜査を進める瀬川の元に、千佳子から電話が掛って来た。
犯人らしき人物に心当たりがあるという。
瀬川は急いで千佳子の元へ話を聞きに行った。
千佳子は、瀬川にネクタイピンを差し出した。
小松崎家の葬儀を手伝に行って発見したという。
それは、千佳子が上島に送ったものだった。
「犯人は上島よ。上島が愛人だったフミコさんを殺したのよ」
千佳子は瀬川に訴えた。
瀬川は、千佳子と共に上島に事情を確かめてみた。
上島は事件当日フミコと一緒にいたことは認めた。
だが、フミコを襲ったのは別の男だと主張した。
「確かにあの日フミコの家にいたよ。
だが、後から男が訪ねて来て、フミコは応対に出て殺されてしまったんだ。
俺はフミコの悲鳴を聞いてその場から逃げ出してしまった。断じて犯人じゃない」
上島の説明は、千佳子には下手な言い訳にしか聞こえなかった。
瀬川は、詳しい事情を聞くために上島を警察署へ連行することにした。
その頃、警察署の中では犯人が逮捕されたと大騒ぎになっていた。
「犯人は北岡という男ですよ」
瀬川たちは捜査官に報告を受けて愕然とした。
小松崎でも上島でもなく、別に犯人がいたのだ。
フミコは何人もの愛人を作っていた。
上島はその中の一人に過ぎず、殺したのは別の愛人だったのだ。
千佳子も瀬川も拍子抜けするしかなかった。
後日、千佳子と瀬川は会食して残念会を開いた。
互いに睨んだ推理は全て空振りだった。
共に苦笑いを浮かべていた。
食事を遂えた二人は、元の作家、刑事稼業に戻ってゆくのだった。

市原悦子、柄本明:となりの窓 [テレビ大阪] 2010年10月22日 13時00時00秒(金曜日)

神代辰巳:関連作品


白い巨塔
言わずと知れた山崎豊子の同名小説の映画化。
その後何度もテレビドラマ化されて大反響を巻き起こしたので知らない人の方が珍しいかも。
思い切り単純に言うと、野心家の医師が政治的駆引を駆使して大学教授の地位に上り詰めるが、
その途端に医療ミスの責任を問われて裁判沙汰に巻き込まれるというお話。
当然ながらTV版に比べると物語が簡素化されていて、サイドストーリーはバッサリ切り落とされている。
それでいて抑えるべき点はバッチリ抑えてあるので見ていて物足りなさを感じることはない。
外科手術シーンに登場する臓器なども模型なのか動物のものなのかリアルに作り込まれており、
「ER」のスピード感とは違う独特の緊張感が漲っている。
山本薩夫監督以下大映スタッフの職人芸と、重厚なキャストの名演技を是非とも見て欲しい。
期待を裏切らない一級の社会派ドラマに仕上がっている。

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allcinema
KINENOTE

<作品データ>
監督:山本薩夫
脚本:橋本忍
配給:大映
公開:1966年(昭和41年)

<出演>
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財前五郎:田宮二郎

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東貞蔵:東野英治郎

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鵜飼雅行:小沢栄太郎

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財前又一:石山健二郎

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財前杏子:長谷川待子

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里見脩二:田村高廣

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東佐枝子:藤村志保

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花森ケイ子:小川真由美

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今津教授:下條正巳

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菊川昇:船越英二

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大河内教授:加藤嘉

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柳原弘:竹村洋介

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関口仁:鈴木瑞穂

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佐々木よし江:村田扶実子  

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船尾厳:滝沢修

<ストーリー>
浪速大学医学部助教授・財前五郎(田宮五郎)は、誰もがその腕を認める名医だった。
その手腕は雑誌にまで取り上げられる程だ。
財前は苦労して医師になった。
幼き日に父を亡くし、母は女手一つで財前を育ててくれた。
苦学して能力を認められた財前は、
やがて産婦人科医を営む財前又一(石山健二郎)の婿養子となった。
又一の強力な後押しを受けた財前は、見る見る出世して今の地位を手に入れた。
今では金も女も不自由しない。
妻・財前杏子(長谷川待子)と豪邸で裕福な生活を送り、
バーのホステス・花森ケイ子(小川真由美)を愛人に囲っていた。
それでも、財前の野望は尽きることがなかった。
母が元気なうちに教授になった姿を見せてやりたい。
何が何でも教授の地位が欲しい。
技術を磨くだけでなく、地位ある人には頭を下げ、
気に入って貰うために心付も怠らなかった。
誰の目にも、財前の心に野望の炎が燃えたぎっているのが見て取れた。
財前の同僚助教授・里見脩二(田村高廣)は、
そんな医師としての本分を見失いかねない財前の姿勢を窘めようと、
顔を合わせる度に忠告を繰り返していた。
勿論、財前の野心の炎がそれで消える筈もなかった。
こんな財前を誰よりも快く思っていないのが、師匠にあたる教授・東貞蔵(東野英治郎)だった。
東の定年退官の日は刻一刻と近付いていた。
道義的にも実力的にも地位を継承するのが財前なのは明らかだった。
だが、東はこれを嫌って教授会を根回しして、後継者を全国公募するよう段取りを整えた。
忽ち、医大関係者による壮絶な選挙戦が始まることになった。
財前の対抗馬として立てられたのは外部の大学教授・菊川昇(船越英二)だった。
大学内では、財前派と菊川派に分かれて激しい鍔迫り合いが繰り広げられることになった。
それに第三極が祭り上げた医大教授・葛西博司も加わり、事態は混沌としてゆくのだった。
財前派は票を固めるためならあらゆる手を使った。
曖昧な態度を取る人間は現金を積んで買収し、教授就任後のポストと予算を約束した。
対抗馬切崩しのためなら相手陣営に脅しも掛けた。
中にはそれに反発する人間もいたが、財前派の工作活動は着々と進行していった。
選挙直前までギリギリの攻防が繰り広げられた挙句、
財前派は葛西派を取り込んで辛くも選挙戦を制すのだった。
こうして財前は漸くにして念願のポストを手に入れた。
ところが、そんな安堵感に浸るのも束の間、
財前は医療ミスを起こしたとして患者の遺族に裁判を起こされるのだった。
訴えたのは会社社長・佐々木庸平(南方伸夫)の妻・佐々木よし江(村田扶実子)だった。
財前は佐々木を噴門癌と診断して、その切除手術を執刀した。
この手術そのものには何のミスもなかった。
ところが、その後佐々木は肺に転移した病巣の処置が遅れて合併症を起こして死亡していた。
財前は里見から何度も肺の状態を確認するよう言われていた。
しかし、教授選が忙しかったことと、保険適用のX線写真が2枚しかなかったことが判断を狂わせた。
さしもの名医・財前も病巣を見落としてしまっていたのだ。
やがて、裁判が始まった。
漸くにして手に入れた教授の地位をそう簡単に捨てる訳にはいかなかった。
財前は選挙戦で駆使した人脈金脈を総動員して裁判に臨んだ。
難解な医療判断を巡り、様々な医師が様々な思惑と立場の元証言台に立った。
中でも真っ向から財前の診断ミスを断罪したのが里見だった。
財前に恨みがある訳ではないが、里見には医師としての信念があった。
だが、財前は助手である柳原弘(竹村洋介)に偽証させてそんな里見を翻弄した。
そして、最後に証言台に立ったのが佐々木の病理解剖を担当した医学教授・船尾厳(滝沢修)であった。
船尾は教授選を巡って財前とは激しく対立した人物だ。
船尾は財前が執刀した切除手術そのものには何の落ち度もなかったこと、
更に2枚のX線写真で病巣転移を診断する困難さに理解を示した。
それを踏まえた上で、仮に病巣転移に気付いたとしても現在の医療技術では治療に限界があり、
佐々木を救うことは不可能であったろうと見解を述べた。
船尾は、医師としての財前の姿勢には苦言を呈しつつも、医療ミスそのものは全否定して証言を締め括った。
やがて裁判は結審した。
判決は無罪と出た。
やはり、最後の船尾教授の証言が響いた。
財前は支持者たちとこの勝訴を喜び合った。
一方、裁判で財前に不利な証言をした里見は、
地方大学の教授就任という事実上の厄介払いを命じられて大学を後にするのだった。

田宮二郎:白い巨塔

原作:山崎豊子


白い巨塔:関連作品


幸福の予感2
2クール目以降は本来の主人公である渡辺梓が軸になって物語が進む。
初回から見ていると、前妻を死に追いやって後妻に収まった主人公には中々感情移入出来ないのが辛いところ。
そこを乗り越えると、脚本家が同じ家に嫁いだ二人の妻の姿を対比させようと狙っていたのが見えて来る。
一家の支配者である厄介な姑に主人公がどうやって立ち向かってゆくのかがここからの見せ場だ。
姑役は東宝特撮映画で多くのヒロインを務めた大女優・水野久美が貫禄たっぷりに熱演している。
母と妻の板挟みになる夫・冨家規政の煮え切れなさには、見ていて何ともヤキモキさせられる。
この嫁姑バトルが暫く続いた後、事態はとてつもない局面を迎えて唖然とさせられる。
本放送を予備知識無しで見ていた視聴者はさぞ驚いたことだろう。

※以下あらすじ紹介は最終回まで記してあるので御注意下さい。

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<出演>
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浜田久美子:渡辺梓

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浜田健一郎:冨家規政

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浜田清乃:水野久美

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関根則子:桐生ゆう子、関根悟:大原康裕

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寺田修:井田州彦

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栗田厚子:丘さとみ

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佐藤恵子:布施絵里

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向坂一郎:石丸謙二郎

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牧原部長:佐々木敏

<ストーリー>
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浜田健一郎(冨家規政)の妻・浜田秋子(北原佐和子)が亡くなった。
余りにも突然の交通事故死だった。
事故なのか自殺だったのか、秋子が死んだ今となっては判らない。
ただ、秋子は生前・姑である浜田清乃(水野久美)との関係に苦しみ、
夫・健一郎の愛人・木元久美子(渡辺梓)の存在に翻弄され続けていたのは確かだ。
健一郎は責任を感じていた。
秋子からは、何度も母と別居したいと言われていたのに健一郎は誤魔化し続けていた。
葬儀の席で、健一郎は秋子の両親・木村公平(塚本信夫)と木村幸代(絵沢萌子)に只管詫びた。
清乃も秋子には済まないと思っていた。
実は、清乃自身亡くなった夫の女遊びに苦しめられていた。
清乃は、女を捨てて母としてだけ生きることに徹してきた。
子供のことだけ考えて来た。
そのせいか、息子を奪った嫁の秋子がどうしても気に入らなかった。
溜まった鬱憤を秋子に全部ぶつけてしまっていた。
清乃はこの罪の意識から逃れるためか、やたら買い物を繰り返しては気を紛らすようになってしまった。

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それから1年が経過した。
久美子は、秋子の死を切掛に健一郎とは一時距離を置いていた。
その間、久美子は別の男性と交際し、結婚を申込まれていた。
しかし、久美子の心は今なお揺れていた。
秋子の死という衝撃的な出来事があったにも関わらず、
どうしても健一郎のことが忘れられないのだ。
結局、久美子は男性と破局して健一郎と縒りを戻した。
そして、秋子の一周忌を機に久美子は健一郎と入籍するのだった。
勿論義母・清乃とは同居生活を送ることになる。
これが大変なことは久美子にだって判っている。
それでも久美子には自信があった。
久美子は要領が良く、上手く切り返すことが出来た。
清乃もまた機転の効く久美子のことを気に入っている様子だった。
その筈だった。

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が、いざ同居生活が始まるとどうしてもぶつかることが多くなった。
浜田家は全てが清乃の管理下にあった。
夫婦の寝室内装から夫の身の回りの世話に至るまで、何から何までだ。
義母とはいえ、夫に別の女性の手が入ることにはどうしても抵抗があった。
また、現代的価値観を持つ久美子は、家事は夫と分担すべきだと考えていた。
古風な清乃にはそれが許せない。
夫に炊事洗濯を手伝わせるなんて言語道断だと譲らなかった。
久美子は黙って耐えたりはしない。
清乃の顔を立てつつも自分の主張は中々曲げなかった。
こうして何かと衝突してばかりの妻と母の姿に、夫の健一郎はウンザリさせられるのだった。

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そんな中、知合いから久美子に仕事を手伝ってくれないかという誘いが舞い込んだ。
久美子は結婚を機に専業主婦になっていた。
そのせいで一日の大半を清乃と共に過ごしており、これが互いの不満の引金になっていた。
角を突き合わせる時間を減らせば上手くいくのではないか。
そう考えた久美子は、夫と義母の了承を取って勤めに出ることにした。
久美子が入ったのは建築物の内装デザインをするオフィスだ。
元々久美子はインテリアデザインの仕事には憧れていた。
オフィスの人たちもみんな久美子を歓迎してくれた。
久美子はやり甲斐を感じるようになり、連日張り切ってオフィスに出勤して行った。
しかし、こうなるとどうしても家事が疎かになった。
清乃はそんな久美子に増々不満を募らせてゆくのだった。

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その頃、健一郎が勤めていた会社では大騒動が持ち上がっていた。
健一郎が独断で進めた取引が会社に大損害を与えてしまったのだ。
健一郎の上司・牧原部長(佐々木敏)は、この責任を問われて閑職に追いやられた。
牧原部長は、入社以来ずっと健一郎を可愛がってくれた恩師だ。
閑職に追いやられたのも、元はといえば健一郎を庇ってのことだ。
健一郎はこれが申し訳なくて仕方がなかった。
やがて、健一郎自身も責任を問われて別の部署への移動を命じられた。
健一郎は温室育ちで挫折にはとことん弱かった。
仕事には全く身が入らなくなり、
やる気のない態度を周囲に隠そうともしなくなった。
終業時刻になると誰よりも早く帰宅するので会社の人たちも呆れ顔だ。

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会社に出ても詰らない。
家に帰れば母と妻が喧嘩をする。
健一郎には何も楽しいことがなかった。
居所のない健一郎は、毎日のようにバーに繰り出すようになった。
中でもお気に入りはアリスというゲイバーだった。
女装した店長(浅見小四郎)や店員たちが健一郎を接客してくれた。
すると、不思議なことに気が紛れた。
何度か通っているうちに、健一郎にお気に入りの店員が出来た。
寺田修(井田州彦)という青年だ。
寺田は女装こそしていないが、自分が同性愛者だということを自覚し、周囲に公言していた。
小劇団で俳優修行を積みながら、夜はこうしてゲイバーのバイトをしているという。
健一郎と寺田は妙に馬が合った。
会話が弾み、一緒にいるだけで気が安らいだ。
やがて、健一郎は寺田のアパートに入り浸るようになっていった。

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健一郎は朝帰りを繰り返すようになり、次第に外泊することまで増えて来た。
ここに至って、久美子も漸く健一郎の異変に気が付いた。
仕事に追われてそれどころではなかったのだ。
いつの間にか、夫が久美子の見知らぬネクタイやシャツを身に着けていた。
それも、夫でもない姑でもない別の誰かの個性を感じさせるものだ。

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誰か女がいる。
久美子は直感した。
元はといえば、健一郎が久美子と愛人関係になったのも、
妻と母の対立に嫌気が差した健一郎が家に帰らなくなったのが原因だ。
今度は、久美子が逆に夫を寝取られる立場になってしまったのだ。
久美子は、まず浮気相手が誰なのか調べることにした。
元同僚・佐藤恵子(布施絵里)に頼んで夫の会社のデスクを調べて貰った。
行き付けのバーのライターが見つかったという。
久美子は、恵子と共にそのバーへ行ってみた。
何とそこはゲイバーだった。
浮気の痕跡を揉み消すためにこんな場所を隠れ蓑にしているのか。
久美子たちは妙なところで健一郎に感心させられた。

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仕方なく、久美子は私立探偵に頼んで浮気相手を突き止めることにした。
調査の結果、健一郎は寺田という青年のアパートに出入りしていることが判った。
久美子には覚えのない相手だ。
学生時代の旧友か何かだろうか。

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久美子は寺田のアパートに行ってみた。
丁度窓が開いており、外から中の様子を伺うことが出来た。
そこで久美子は衝撃的な光景を目にした。
夫の健一郎が男と抱き合ってキスしているのだ。
久美子は呆気に取られた。
相手は女じゃなかった。
男だ。
夫は同性愛者の愛人を作ったのだ。
久美子はその場にへたり込んでしまった。

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その日、帰宅した健一郎は挙動不審の久美子の姿に驚いた。
久美子が冷蔵庫の食べ物に片っ端から齧り付いているのだ。
健一郎が止めさせようとすると、久美子は健一郎を突き飛ばした。

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「触らないで、汚らわしい」
騒ぎを聞いて清乃が駆け付けて来た。
久美子は清乃に訴えた。
「聞いて下さい、お義母さん。
今日、あたし寺田って人のアパートに行ったんです。
そしたら、この人たちキスしてた。
信じられない。
男が男とキスするなんて。
関係持つなんて」

それを聞いた清乃はビックリ仰天だ。
清乃は健一郎に確かめてみた。
すると、健一郎は男と愛人関係であることをあっさり認めてしまうのだった。
清乃も腰を抜かすしかなかった。

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翌日、清乃と久美子、それに義姉である関根夫婦(桐生ゆう子、大原康裕)を交えて家族会議が開かれた。
と言っても、これといった解決策が見つかる筈もない。
久美子は、夫と別れて貰おうと寺田のアパートに乗り込んで直談判に及んだ。
寺田は自分の生き方に信念を持っていた。
男同士で愛し合うことに躊躇いはなかった。
「誰に何を言われてもそれを曲げるつもりはない。
俺と付き合うか別れるかは健一郎が自分で決めることだ」
寺田はそう言って久美子を追い返してしまった。

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後日、今度は清乃が寺田の元に現れた。
清乃は300万を包んだ風呂敷を寺田に差し出した。
「これを受け取って息子と別れて下さい」
清乃は寺田に通達した。
寺田は黙ってそれを受け取った。
にも関わらず、健一郎は寺田のアパートに通い詰める毎日を止めようとはしなかった。
清乃が渡した手切金には何の効果も無かったのだ。

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久美子は、オフィスを辞めてなるべく夫と一緒にいる時間を作ることにした。
仕事にかまけて夫の気持ちを汲んであげなかったのがいけなかったのか。
義母と仲直りすれば夫は帰って来てくれるのではないか。
そう考えた久美子は、清乃と示し合わせて健一郎の前で仲良し嫁姑を演じてみせた。
健一郎は、そんな二人を見て喜ぶどころか逆に怒り出した。
「見え透いた芝居するなよ!」
健一郎は増々妻と母に不信感を募らせてしまった。

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久美子たちがやること成すことは全て裏目だ。
万策尽きた久美子は、向坂一郎(石丸謙二郎)という心療内科医師を訪ねて相談してみた。
向坂医師は、御主人のありのままを受け入れてまず理解することだと久美子に諭した。

「御主人がどうしてその人に惹かれていったのかをよく考えて御覧なさい。
あなたの心に同性愛者を見下す気持ちがないか、差別していないか。
答えはあなた自身にあるんですよ」

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久美子は清乃にも説得して向坂医師の診察を受けさせた。
清乃もまた、向坂医師の言葉を受けて息子を追い込んだ原因が自分自身にあることを自覚していった。

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久美子は、まずは人となりを知ろうと寺田のアパートに通い詰めた。
喧嘩腰で別れるよう説得したり強要したりしては逆効果だ。
兎に角寺田と話をすること。
寺田がどんな青年で、どんな魅力を持った人物なのか。
健一郎は寺田のどんなところに惹かれたのか。
必ず答えがある筈だ。
久美子のそんな気持ちを察したのか、
やがて寺田は久美子をアパートに上げて話合いに応じてくれるようになった。
時には久美子と寺田、それに健一郎を加えた3人座談会になることもあった。
寺田と居ると確かに何か楽しかった。
久美子にも健一郎の気持ちが段々理解出来るようになっていった。

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こうした中、寺田は突如としてアパートを引き払って渡米した。
予てから希望していた米国での演劇修行の目処が立ったのだ。
こうと決めたら決断してやり遂げる。
寺田はそんな男だった。

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健一郎は浜田家に戻っては来たが、寺田を失って何やら虚脱感に襲われているようだ。
そんなある日、健一郎は元上司・牧原部長と再会した。
今は別会社に転じて頑張っているという。
牧原部長は健一郎のことを全然恨んでいなかった。
それどころか、健一郎のことを酷く心配してくれていた。
「男なら仕事のミスは仕事で取り返せ」
牧原部長はこう言って健一郎を叱咤激励した。

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続いて、健一郎は久美子から嬉しい報告を受けた。
久美子が妊娠していることが判ったのだ。
父のように慕っていた牧原部長の前向きな姿に感化されたことと、
子供が出来たという責任感が健一郎を奮い立たせた。
健一郎は漸くにしてやる気を取り戻した。
会社に願い出て、海外で困難なプロジェクトに応ることを希望した。
こうして、健一郎は海外出張に出てバリバリとプロジェクトをこなすようになった。
半年後、健一郎は帰国して待望の我が子と体面した。
これからは健一郎と久美子に清乃、それに我が子を加えた新しい生活が始まるのだ。
浜田家に漸く「幸福の予感」が訪れようとしていた。

ドラマコレクション 幸福の予感 [テレビ大阪] 2012年09月05日 11時30時00秒(水曜日)

水野久美:関連作品

テーマ:懐かしドラマ - ジャンル:テレビ・ラジオ

幸福の予感
嫁と姑の確執という古典的題材に、
愛人との三角関係を重層的に絡ませる濃密な切り口を織り交ぜた昼ドラの名作。
巧みな人物描写でグイグイ惹き込まれるので全65話があっという間に終ってしまう。
キャストもばっちり嵌り役。
予備知識無しで見ると、昼ドラならではの超展開の数々に度肝を抜かれる。
最初の1クールは北原佐和子演じる前妻の視点で物語が進み、
2クール目からは後妻となった渡辺梓の視点に切り替わる二段構えの構成になっている。

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テレビドラマデータベース

<番組データ>
脚本:小森名津、清水喜美子
初回放送:1996年
放映局:東海テレビ

<出演>
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木元久美子:渡辺梓

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浜田健一郎:冨家規政

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浜田清乃:水野久美

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浜田秋子:北原佐和子

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左から
関根則子:桐生ゆう子、関根悟:大原康裕

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左から
木村公平:塚本信夫、木村幸代:絵沢萌子

<ストーリー>
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週末を利用してテニスを楽しむ母と息子がいた。
恋人同士のような仲睦まじいその姿を周囲の人々は眉を顰めて見ていた。
息子は浜田健一郎(冨家規政)という商社に勤めるエリート会社員だ。
母・浜田清乃(水野久美)と妻・浜田秋子(北原佐和子)と3人暮しを送っていた。
浜田家は資産家だ。
不動産収入があり、母・清乃がそれを管理している。
管理しているのはそれだけではない。
浜田家の中は全て清乃が管理していた。
それは息子・健一郎の身の回りの世話から、
その妻・秋子の家事全般に至るまでありとあらゆることに及んでいた。
一家の隣には、清乃の娘夫婦・関根則子(桐生ゆう子)と関根悟(大原康裕)が居を構えていた。
この土地を用立てて家を建てたのも清乃だ。
清乃はこうして浜田家の絶対権者として君臨しているのだ。
清乃には誰もが頭が上がらない。

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浜田家の中でも特に肩身が狭いのは健一郎の妻・秋子だった。
嫁入りして5年になるのに子供が出来なかった。
清乃には何かと小言を言われた。
要領の悪い秋子は、反論したい気持ちをグッと堪えて耐え忍ぶ毎日を送っていた。

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そんな中、漸くにして秋子は子供を身籠った。
これでもう義母に気遣いしなくて済む。
産まれてくる子供は浜田家の跡取りなのだから。
秋子はワクワクしながら体調管理と子育ての準備を進めた。
ところが、周りの様子がどうも変だった。
義姉・則子が変な具合に秋子を冷やかすのだ。
ある日、秋子は朝帰りした健一郎を窘める清乃の会話を立ち聞きした。
「あなた、もう少し上手くやりなさいよ。木元さんと一緒だったんでしょ」
会話の内容からして、清乃は健一郎の朝帰りの理由が浮気であることを知りつつ黙認しているような口振りだ。
それも「木元さん」と、相手が誰かまで知っている。
秋子の心が凍り付いた。
思い当たる節がある。
義姉・則子が冷やかしていたのはこのことなのだ。

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秋子は健一郎に問い質した。
健一郎は知らぬ存ぜぬと惚け通した。
そこで、秋子は思い切って清乃に問い質した。
すると、清乃は悪びれることなく秋子に答えた。
「あたしはとっくに知ってましたよ。あなた判らなかったの?鈍いわねえ」
健一郎に愛人がいることは、清乃も義姉の関根夫婦もみんな知っていた。
知らなかったのは秋子だけだったのだ。
屈辱に震える秋子に、清乃は冷たく言い放った。
「兎に角、健一郎の子供だけはしっかり産んで貰いますよ。
そのお腹の子供は、浜田家の子供ですからね」
清乃が立ち去った後、秋子は悔し涙を流しながら呟いた。
「この子は、健一郎さんとあたしの子供です。
あたしは、子供を産む道具ではありません」

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秋子は健一郎が勤める商社に電話を掛けてみた。
そして、「木元」という人物を呼び出してみた。
相手は健一郎の部下・木元久美子(渡辺梓)だった。
秋子は、久美子と待合せして直接伝えることにした。
自分が妊娠していることを告げ、愛人関係ならすぐ別れて欲しいと訴えた。
それに対して、久美子は奥様の誤解ですと言い繕った。
別の方と縁談が進んでいて、あなたの御主人とそんな関係にはありません。
久美子は秋子にそう断言した。

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翌早朝、秋子は帰宅しなかった健一郎の携帯に電話を掛けた。
出たのは久美子だった。
久美子は慌てて電話を切ったが後の祭りだ。
間違いない。
二人は出来てる。
この日も健一郎は久美子の家に泊まった。
そこで忘れてきた携帯に久美子がうっかり出てしまったのだ。

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秋子は再び久美子を呼び出して問い詰めた。
流石に久美子もこれ以上惚け通すことは出来ず、健一郎との仲を認めざるを得なかった。
秋子は込上げる怒りを抑えて久美子に伝えた。
「あたし、あなたを許さない。
でも、主人と別れるとハッキリと約束して下さるのなら、あなたと主人のことは忘れます。
忘れるよう努力します」
久美子は返す言葉がなかった。
久美子は子供の頃に両親の離婚を経験していた。
家庭を壊すと子供がどんなに辛い思いをするか身に沁みて判っていた。

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一方、この一件がショックだったのか、秋子はこれ以降すっかり体調を崩すようになってしまった。
それでも清乃は容赦なかった。
秋子は頭がフラつきながら家事に追われた。
そして、とうとう転倒事故を起こしてしまうのだった。

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気が付くと、秋子は病院のベッドの上だった。
お腹の子供は流産していた。
それに加えて、この傷が元で子供が産めない体だと宣告された。
入院治療を遂えた秋子は離婚を決意した。
もうこの家にはいられない。

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秋子は夫に書置を残して浜田家を飛び出した。
そして、二度と戻ってくることはなかった。
秋子はその足で交通事故に遭って死亡してしまうのだった。

ドラマコレクション 幸福の予感 [テレビ大阪] 2012年06月04日 11時30時00秒(月曜日)

<北原佐和子:関連作品>

テーマ:懐かしドラマ - ジャンル:テレビ・ラジオ

七変化狸御殿
「シンデレラ」をアレンジした和製ファンタジー。
美空ひばりの歌と踊りが随所に繰り広げられ、
堺駿二、有島一郎、フランキー堺を始めとする喜劇役者の軽快なやり取りが見ていて楽しい。
話といい画作りといい荒っぽい部分も多いけど、それを吹き飛ばすリズムの良さがある元気一杯の作品。

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MovieWalker
allcinema

<作品データ>
脚本:柳川真一、中田竜雄、森田龍男
監督:大曾根辰夫
配給:松竹
公開:1955年(昭和30年)

<出演>
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お花:美空ひばり

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ポン吉:堺駿二

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鼓太郎:宮城千賀子

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お誘:淡路恵子

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闇右衛門:有島一郎

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ジャズ狸:フランキー堺

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森の精:高田浩吉

<ストーリー>
タヌキ族の娘・お花(美空ひばり)は、クルミの森でクルミ拾いに追われる毎日を送っていた。
ある日、お花は親方に命じられて相棒のポン吉(堺駿二)と共にクルミ売りに出かけることになった。
場所は仮装舞踏会が開かれているタヌキ御殿だ。
出席者は、御殿の主・鼓太郎(宮城千賀子)に気に入って貰おうと歌や踊りを披露していた。
そんな中にお花も飛び入り参加してみた。
お花は歌と踊りが大好きなのだ。
鼓太郎は大喜びして、お花をすっかり気に入ってしまった。
後日、鼓太郎は再び会いたいとお花の住むクルミの森へ出掛けて来た。
それを物陰からそっと伺う者がいた。
タヌキ族と対立するコウモリ族の一味だ。
そして、コウモリ族は護衛のいないこの隙を突いて鼓太郎を誘拐してしまうのだった。
タヌキ御殿には御神体の「照照大明神(てるてるだいみょうじん)」が祀られていた。
放射能雨に苦しむコウモリ族は、放射能を遮る力を宿す照照大明神を何としても必要としていた。
そこで、鼓太郎と引き換えに照照大明神を奪い取ろうとしていたのだ。
鼓太郎は、コウモリ族の首領・闇右衛門(有島一郎)と娘・お誘(淡路恵子)に妖術を掛けられ、
瓶の中に閉じ込められてしまった。
この鼓太郎の危機を知ったお花は、ポン吉と共に妖術の封印を解く秘薬を探しに旅に出るのだった。
秘薬は長崎異人館に隠されていた。
お花とポン吉は行く先々で様々な妨害に遭いながら、見事秘薬を持ち帰ってくるのだった。
お花の持ち帰った秘薬で鼓太郎の妖術は解かれた。
しかし、それを知って怒ったコウモリ族は、
力尽くで照照大明神を奪い取ろうとお花たちタヌキ族に襲い掛かってくるのだった。
そんな騒乱の最中、不思議な魔力を持つ森の精(高田浩吉)が一同の前に降臨した。
森の精はコウモリ族を蹴散らし、タヌキ族の危機を救った。
お花は森の精に感謝し、晴れて愛しの鼓太郎と結ばれるのだった。

美空ひばり、宮城千賀子:「七変化狸御殿」 [KBS京都] 2013年02月13日 20時00時00秒(水曜日

美空ひばり:関連作品


赤ちょうちん
かぐや姫の名曲「赤ちょうちん」をモチーフに、
若い男女の出会いと放浪、そして破局を描いたラブストーリー。
今の目で見ると劇中1970年代(昭和40年代)の風景や描写がとても興味深く見ていられる。
主人公たちが一体何処へ向かい何をしたいのか中々判らない展開の中、
様々な騒動が繰り広げられて唐突なオチで締められてしまうので見ていて呆気に取られる。
これが、全然悪い印象がないのが不思議なところ。
自由奔放と拘束感に振り回される無軌道な若者の生き方が、
生々しく活写されていて独特の味わいが楽しめる作品。

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秋吉久美子の日活初出演作!
映画.com
allcinema

<作品データ>
脚本:中島丈博、桃井章
監督:藤田敏八
配給:日活
公開:1974年(昭和49年)

<出演>
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久米政行:高岡健二

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霜川幸枝:秋吉久美子

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牟田修:河原崎長一郎

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自称保険屋:長門裕之

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利代子:横山リエ

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吉村クニ子:悠木千帆(樹木希林)

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松崎文子:南風洋子

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幸枝の兄:石橋正次

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ミキ子:山科ゆり(右)

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松崎進:山本コウタロー

<ストーリー>
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その日、久米政行(高岡健二)は、
終電に乗り遅れて困っていた少女・霜川幸枝(秋吉久美子)を自宅アパートに泊めてやることにした。
幸枝は久米のアパートで一晩を明かすと、翌朝フラリと姿を消した。
久米のアパートは取り壊し寸前のボロ屋だ。
久米は家賃が払えず管理人に早く出て行けとせっつかれていた。
それでもなお久米は口実を付けてこのアパートに居座る毎日を続けていた。
久米は幸枝が書留を忘れていったのに気が付くと、無断で開封して中身を確かめてみた。
中身は幸枝が実家に宛てた手紙と幾ばくかの金銭だった。
幸枝は苦しい生活の中コツコツ田舎に仕送りをしているようだ。
久米は相棒の牟田修(河原崎長一郎)と競馬に繰り出し、幸枝の金を全部すってしまった。
後で忘れ物を取りに戻った幸枝は、それを知って怒ることも出来ずにただ涙ぐむのだった。

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バツの悪い久米は、暫く幸枝の面倒を見てやろうと心に決めた。
そうは言っても久米は牟田と共に駐車場係をしてやっと食べている有様だ。
やがて、久米はアパートを追い出された。
幸い火葬場の横という条件が幸いして安いアパートが見つかった。
久米はここで幸枝と同棲生活を送ることにした。
引越早々、このアパートに元住民だと称して保険外交員の男(長門裕之)が押し掛けて来た。
久米は追い出そうとするが、男は急に体の具合が悪くなったと言い訳して勝手に部屋に居座ってしまった。
お人好しの幸枝は、男の話に同情して暫く泊めてやろうと久米に言い出すのだった。

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明くる日、久米は幸枝と牟田、それに牟田の恋人・利代子(横山リエ)と共に海を見に出掛けた。
男もそれに付いてきた。
そして、隙を見て幸枝から金を巻き上げようと口説きに掛った。
気が付いた久米たちは男を叩きのめした。
保険外交員なんて真っ赤な嘘だ。
男はただの詐欺師なのだ。

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久米は荷物を纏め、幸枝を連れて火葬墓横のアパートから出て行った。
引越し先は前よりは少々マシなアパートだ。
そんな中、幸枝の体調に異変が現れた。
幸枝は妊娠していた。
久米は子供を堕ろすよう幸枝に言った。
すると、憤慨した幸枝はアパートから出て行ってしまうのだった。
翌日、幸枝は神田川に身投げしようとしているところを近所の人に保護されていた。
根負けした久米は、子供を産んでもいいと幸枝に了承するのだった。

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そう決まるとこうしてはいられない。
子供を育てられるようもっと広い家が必要だ。
久米と幸枝は、吉村クニ子(樹木希林)という大家が管理人を務める貸家へと引っ越すことにした。
暫くして幸枝は無事出産した。
幸枝は赤ん坊の世話に追われるようになった。
しかし、管理人のクニ子とはどうにも折り合いが悪かった。
何かと衝突して問題を起こすようになってしまい、見兼ねた久米は再び幸枝と赤ん坊を連れて引っ越してゆくのだった。

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丁度安い長屋が見つかった。
大家の松崎文子(南風洋子)はとても親切な人だ。
文子は久米に工場の仕事を紹介してくれた。
工場に勤めるようになった久米は、今やすっかり良き家庭人だ。
相棒の牟田はそんな久米の生き方に納得いかないのか、上手い儲け話があるから一緒にやらないかと誘って来た。
家庭のある久米はこれを断ってしまった。
後日、牟田は警察に逮捕されて行った。
上手い儲け話とは、何のことはないただの猥褻本販売だった。
そんな騒動が終り、久米と幸枝の長屋での生活がすっかり落ち着いた頃のこと。
大家の夫・松崎敬造(陶隆司)が、御馳走してやると表で鶏を捌き始めた。
それを見た幸枝は引き付けを起こしてしまった。
久米は前に幸枝から聞いたことがあった。
幸枝は「鶏癲癇(とりてんかん)」という大の鶏アレルギーなのだ。

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久米は魘される幸枝を看病し、翌日工場へ出勤して行った。
大家の松崎夫妻が様子を見ていてくれるという。
ところが、幸枝の病はどんどん悪化していった。
久米の元に今すぐ帰って来いという連絡が入った。
慌てて自宅に戻ってみると、幸枝はすっかり錯乱状態に陥っているのだった。
幸枝は病院に担ぎ込まれ、そのまま閉鎖病棟に入院させられた。
もう当分出て来られそうになかった。
久米は赤ん坊を抱えて、一人で育てていく決心を固めるのだった。

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高岡健二、秋吉久美子:「赤ちょうちん」 [KBS京都] 2013年02月27日 20時00時00秒(水曜日)

<赤ちょうちん:関連作品>


テーマ:邦画 - ジャンル:映画

信濃のコロンボシリーズ戸隠伝説殺人事件


冬の旅情サスペンス 戸隠伝説殺人事件 怨念か?鬼女の能面が3つの死を誘う!信濃のコロンボ初登場!!

<番組データ>
脚本:岡本克己
初回放送:1995年2月27日
地上波放送:月曜ドラマスペシャル

<出演>
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左から竹村岩男:布施博、木下刑事:布川敏和

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竹村陽子:石野真子

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立花智弘:児玉清

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武田喜助:小鹿番

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武田佐知江:高田敏江

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石原隆二:?

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宍戸弘文:小松方正

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野矢優子:水野真紀

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野矢桂一:山本學

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天智院:星由里子

<ストーリー>
不動産会社社長・武田喜助の変死体が発見された。
信濃のコロンボと異名を取る名刑事・竹村岩男(布施博)を始めとする長野県警の捜査が開始された。
鑑識による鑑定の結果、武田は毒殺された上で戸隠毒の平まで運ばれて遺棄されたらしいことが判明した。
戸隠には伝説がある。
鬼女・紅葉の騒乱を、平維茂が制したという通称「紅葉伝説」だ。
武田の死は、何だかこの伝説に擬えた殺人事件のような印象だった。
竹村は、武田の殺害当日の足取り捜査を進めてみた。
武田はホテルに長期滞在中で、その日は誰かに会うために外出したまま帰らぬ人となったようだ。
一体何処へ、誰と会いに行ったのかは判らない。
ただ、この日雑貨店に立ち寄って電話を借り、
名古屋の金融会社社長・石原隆二に電話を掛けていたことが判った。
竹村は石原に確かめてみた。
石原は武田から融資のことで電話があったことは認めた。
しかし、それ以上の付合いはないと詳細を語ろうとしなかった。
竹村は武田の自宅を訪ねて夫人に何か心当たりがないか尋ねてみた。
武田夫人(高田敏江)にも思い当たることはないようだ。
何か仕事のトラブルにでも巻き込まれたのだろうか。
竹村は、武田夫人に武田の身の上について尋ねてみた。
武田夫人は、武田が戦時中負傷して兵役から戻って戸隠で暮していたことを話してくれた。
武田の死体が見つかったのも戸隠だ。
何か意味があるのだろうか?
竹村は武田の郵便物を確かめてみた。
武田は生前探偵社に依頼して大学教授・立花智弘(児玉清)の身辺調査を進めていたことが判った。
立花の専門は能を始めとする古典文学だ。
当然戸隠伝説についても精通している。
竹村は立花の元を訪れて武田について何か知らないか尋ねてみた。
立花は武田のことはよく知らないと竹村に答えた。
だが、武田殺害当日立花もまた同じホテルに宿泊していることが判っていた。
偶然とは思えない。
武田と立花の間には何か因縁があるに違いない。
竹村がそう睨んだ矢先、第二の殺人事件が発生した。
今度の被害者は、武田が殺害された日に電話を掛けた金融会社社長・石原隆二だった。
やはり毒殺された上で戸隠に運ばれて遺棄されていた。
武田、石原、そして立花の間には一体どんな因縁があるのだろうか。
そんな中、第三の殺人事件が追討ちを掛けた。
今回変死体で発見されたのは宍戸弘文(小松方正)という国会議員だった。
やはり毒殺された上で戸隠伝説因縁の地に遺棄されていた。
竹村は宍戸に何度か会ったことがあった。
国会議員の立場を使って、何かと竹村から捜査の進捗状況を聞き出そうとしてきた男だ。
この宍戸の過去を洗うと、やはり戸隠の出身で戦時中は憲兵だったことが判った。
これ以上待ってはいられない。
捜査本部は立花を任意同行して取調室で追求することにした。
立花は重い口を開いた。
立花には戦時中兵役逃れのために戸隠に逃亡した過去があった。
その時世話をしてくれたのが、戸隠の祈祷師一族・天道家だった。
やがて、立花は一族の娘・天道タキ(水野真樹)と愛し合うようになった。
この仲は間もなく引き裂かれた。
密告者によって立花の存在が明るみになったのだ。
立花の隠れ家は憲兵に踏み込まれ、それを庇ったタキは憲兵に力尽くで暴行されてしまっていた。
その時の憲兵が石原と宍戸で、密告したのが武田だったのだ。
この事情を打ち明けた立花は、警察によってアリバイ確認が取れたため取調室から開放された。
立花には気掛りなことがあった。
自分が憲兵に連行された後、タキは一体どうなってしまったのだろう。
立花は、以前野矢優子(水野真紀・二役)という若き日のタキにそっくりな女を見掛けたことがあった。
ひょっとして優子なら何か知っているのかもしれない。
立花は優子が手伝っているクリーニング店に行ってみた。
事情を察した優子の祖父・野矢桂一(山本學)が応対してくれた。
野矢は優子がタキの孫娘であることを認めた。
野矢はタキと結婚して娘を設け、その娘夫婦から生まれたのが優子なのだという。
タキも娘夫婦も既に亡くなっていると野矢は立花に嘯いた。
立花は諦めて帰ろうとして、タキが祈祷師一族であることを思い出した。
ひょっとして祈祷所を訪ねれば何か分かるかもしれない。
立花は、地元の祈祷師・天智院(星由里子)の元を訪ねてみた。
天智院の顔を見た立花はあっと驚いた。
正にタキその人だったのだ。
立花が話し掛けようとすると、天智院はそれを制して立花に茶を勧めた。
立花は勧められるままにそれを飲み干した。
すると、一気に意識が薄らいでしまうのだった。
その後、立花は天智院の庭先で眠りこけている状態で発見された。
結局天智院とは話せず終いだった。
その頃、竹村は武田と宍戸が宿泊していたホテルを詳しく捜査し、
二人はホテルで毒殺された後、業務用エレベーターで外へ運び出されていたことを突き止めていた。
やはりこれは復讐だ。
主犯は天智院こと天道タキ、そして誰か共犯者がいる。
捜査本部は天智院の捜査令状を取ってその行方を追った。
その頃、天智院は自らの身に捜査が及んでいるのを察して一足早く姿をくらましていた。
行き先は雪深き戸隠の山中だった。
天智院には野矢が同行していた。
天智院は自分を暴行した武田、石原、宍戸への復讐を決意した。
それを野矢に手伝わせていたのだった。
野矢はずっと天智院こと天道タキを愛していた。
タキの復讐を手伝うことに後悔はなかった。
こうして雪深き山中へ同行するのも、タキと添い遂げたい一心からだった。
天智院と野矢は何処までも雪深き山中へと分け入っていった。
恐らく今後天智院と野矢の姿を見る者は現れないだろう。
数日後、立花は野矢家の墓参りに出向いた。
まさかとは思うがタキに会えそうな気がしていた。
当然タキには会えなかった。
しかし、偶然墓参りに来た生き写しの孫娘・優子と出会すことが出来た。
立花はこの偶然を感謝して優子と共に野矢家の墓に線香を灯した。
こうして事件は被疑者行方不明のまま幕を降した。
竹村は妻・竹村陽子(石野真子)と共に久々にショッピングに繰り出すのだった。

布施博、水野真樹:信濃のコロンボシリーズ 戸隠伝説殺人事件 [テレビ大阪] 2013年03月05日 13時00時00秒(火曜日)

原作:内田康夫


内田康夫:関連作品


テーマ:テレビドラマ - ジャンル:テレビ・ラジオ

さすらい署長風間昭平1みちのく北上川殺人事件
全国各地の赴任地を渡り歩きながら警察署長自ら殺人事件を解決するという
北大路欣也主演の人気シリーズ第1作。
今回の事件は、正義感溢れるジャーナリストの体面と、
裏でその権力を使って様々な人々の恨みを買っていた男の葛藤と苦悩が巻き起こす事件のお話。
死体処理の仕方が安易なので犯人はあっさり見つかる。
謎解きよりも、事件の裏側にいた人々の思惑を描くのが主体。
2サスとしては標準的な出来。

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さすらい署長 風間昭平 みちのく 北上川殺人事件
傑作ミステリー「さすらい署長・風間昭平~みちのく北上川殺人事件」
水曜 女と愛とミステリー
さすらい署長風間昭平(1) みちのく北上川殺人事件

<番組データ>
脚本:田上雄
初回放送:2003年3月2日
地上波放送:女と愛とミステリー

<出演>
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風間昭平:北大路欣也

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小向源吾:新克利

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左から児島彩香:長井槇子、吉竹利治:木村栄

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村里耕二:石倉三郎

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高見隆二:石橋蓮司

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高見英子:小川真実

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上松政治:黒沼弘己

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南坂正子:藤村志保
藤村志保: 生身の俳優は私だけ…悪戦苦闘中

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南坂千佳子:布施あい子

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左から越川浩:岡野進一郎、樋口明:菊池隆則

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安藤鉄夫:近童弐吉(右)

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チアキ:亜路奈

<ストーリー>
新任警察署長・風間昭平(北大路欣也)は、赴任する盛岡警察署への出勤途中に公園で女の死体を発見した。
死体は左腕を切断された無惨な姿で遺棄されていた。
風間の通報を受け、警察署長が第一発見者という前代未聞の殺人事件の捜査が始まった。
捜査本部が設置されて間もなく、地元で新聞紙の編集長を務める高見隆二(石橋蓮司)という男が、
発見されたのは自分の妻ではないかと名乗り出て来た。
死体を確認した結果どうやら間違いなさそうだ。
被害者は高見の妻・高見英子(小川真実)だった。
捜査官は、高見に犯人らしき人物に心当たりがないか尋ねてみた。
高見はこれまで新聞で様々な不正を暴いてきた。
時には報道が行き過ぎて問題視されることもあった。
高見は、捜査官に犯人はこの報道姿勢を逆恨みした誰かではないかと打ち明けた。
身元が判明したことで、捜査本部は英子の周辺人物について聞込みを開始した。
結果、英子には男がいたことが判明した。
1人は越川浩(岡野進一郎)という高見の元部下だった男で、
もう1人は樋口明(菊池隆則)という英子の元恋人だ。
共に高見の報道姿勢を巡ってトラブルになった過去があった。
捜査官が越川、樋口に問い質すと、
英子と交流があったことは認めたが殺人は否認した。
これといった証拠もないため、それ以上越川と樋口を追求することは出来そうになかった。
一方、風間は高見に強い恨みを持つ人物がいないか周辺人物を探ってみた。
高見は様々な人々から恨みを買っていたが、中でも特に酷く恨んでいる人物がいた。
高見には、息子のレイプ事件を揉み消した過去があったのだ。
被害者は担任教師だった南坂千佳子(布施あい子)で、
レイプ被害者にも関わらず新聞に生徒を誘惑したと書き立てられて、
それを苦に自殺未遂を図っていた。
命は取り留めたが今も意識不明の重体だ。
千佳子を看護する母・南坂正子(藤村志保)は、高見への恨みを公言して憚らなかった。
その頃、捜査本部にはこうした他の刑事たちとは別の視点で捜査を進める男がいた。
村里耕二(石倉三郎)という少々偏屈な刑事だ。
村里は死体発見時の状況から英子は麻薬中毒者ではないかと疑っていた。
そこで、麻薬入手先のルートを調べてみたのだ。
すると、英子に麻薬を流していたのは安藤鉄夫(近童弐吉)という暴力団組員らしいという情報が得られた。
安藤は表向きバーの経営者を装っているが、実態は麻薬密売人だ。
暫くして英子の切断された左腕が発見されたことで、村里の予想は確信に変わった。
腕に多数の注射痕が残っていたのだ。
村里は更なる証拠を掴もうと外出した安藤を尾行した。
しかし、それに気付いた安藤は村里を撒いて姿をくらましてしまうのだった。
翌日、安藤は死体となって発見された。
金銭が落ちていた状況からして、誰かを強請ろうとして殺されたらしい。
この犯行は、現場付近にいたチアキ(亜路奈)という女が目撃しており、
その証言を検証した結果容疑者は間もなく割れた。
英子の夫・高見だ。
捜査本部は高見を連行して取調室で追求した。
高見は犯行を認めた。
高見の妻・英子は安藤によって麻薬中毒者にされていた。
安藤は、高見に証拠写真を送り付けて金銭を無心して来た。
驚いた高見は妻・英子を問い質した。
英子は夫と不仲で、先の女性教師レイプ事件を巡って息子とも離れ離れになっていた。
それが原因で男と付き合って憂さ晴らしをするようになり、
挙句は麻薬中毒者にされてしまったのだという。
高見は新聞編集長だ。
これが世間に知れたら全てを失う。
高見は英子を病院に入れず、自宅に閉じ込めて麻薬中毒からの治療を図ることにした。
英子は禁断症状を起こして暴れ回った。
高見はそんな英子を力尽くで抑え付け、誤って窒息死させてしまっていたのだった。
これを隠すために高見は英子の腕を切り落とし、死体を遺棄した。
そして、強請に来た麻薬密売人・安藤をも殺害して事件の隠蔽を図ったのだ。
正義を追求する筈のジャーナリストが、保身の為に妻を含めた2人の人間を殺害したとは。
捜査官はやり切れない思いで高見を逮捕した。
風間は正子の元を訪れてこの事件を報告した。
正子は静かな表情でこれを聞いていたが、風間が更なる真相を切り出すと表情を強張らせた。
この事件にはまだ裏があった。
英子を安藤に近付け、麻薬中毒を手引したのは越川と樋口だった。
この越川と樋口は、元教師・正子の教え子でもあった。
そう、これは正子、越川、樋口の3人が共謀した高見への復讐だったのだ。
風間は正子に罪を償うよう諭した。
正子は、越川と樋口を自首させ、自らも警察へ出頭することを約束した。
こうして事件は解決した。
風間は事件解決の為に奔走した捜査官たちを労ってやるのだった。

北大路欣也、石橋蓮司:さすらい署長風間昭平1みちのく北上川殺人事件 [テレビ大阪] 2013年03月08日 13時00時00秒(金曜日)

原作:中津文彦


中津文彦:関連作品


テーマ:ドラマ - ジャンル:テレビ・ラジオ

志村流根菜汁
勝手気侭なネタバレ全開レビューを始めます。
映画やドラマの感想やその他雑記など色々綴ります。

初回は何故か料理の紹介。

野菜をたっぷり摂りたい人のための志村流根菜汁


<作り方>
1. 鍋にごま油を引いて豚ばら肉を炒める。
2. 人参、里芋、ゴボウ、大根、玉葱、レンコン、あげ、丸ごとニンニク、生姜など、根菜類を切って鍋に入れる。
3. お湯を入れて煮込む。(足りなくなったら追加する)
4. しめじ、­まいたけ等キノコ類を追加する。
5. 味噌で味付けする。
6. 2時間煮込んで出来上がり。

<志村けん:関連作品>


テーマ:男の料理 - ジャンル:グルメ



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※映画・ドラマの粗筋紹介は、
オチまで記してあるので御注意下さい。
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