色々鑑賞録
古い映画やドラマのあらすじを紹介してます
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坂道の家2(最終)
<その1>

※ネタバレ注意

<その2>
開業医・石黒(北村和夫)は、急な連絡を受けて「坂道の家」に駆け付けた。
この家の主人・寺島が、風呂場で突然倒れたという。
行ってみると、寺島は内縁の妻・りえ子と隣家の主人・古賀克彦(小松政夫)によって、
布団に寝かし付けられていた。
石黒医師は、寺島の体を診察してりえ子に伝えた。
「お気の毒ですが、手遅れです。既に、お亡くなりになっております」
りえ子によると、寺島は飲酒後に入浴して急に倒れたという。
また、以前から坂道の昇り降りで息を切らすことがあったという。
心臓に負担を掛けての狭心発作。
そう見て間違いなさそうだ。

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石黒医師は、寺島が倒れたという風呂場を確かめてみた。
これと言って不審な点は見当たらなかった。
一つだけ気になったのは、熱い湯船におが屑が浮いていたことだった。

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石黒医師の通報を受けて、河崎刑事(樋浦勉)を始めとする警察関係者が遺体の引取に来た。
これから寺島の遺体は監察医によって解剖され、死体検案書が作成される。
それが終われば、遺族に返還の予定だ。

手順通り解剖が終わると、河崎刑事はりえ子と本妻・峰代に遺体引取を打診した。
りえ子と本妻は、共に引き取りを拒否した。

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長年のカンとでも言おうか。
河崎刑事は、この事件には何か裏がある気がしてならなかった。
解剖所見では、寺島の心臓に持病は無かった。
勿論健康な心臓の持ち主でも、飲酒して熱い風呂に入れば発作を起こすことはある。
だが、そうであったとしても何かが引っ掛かる。
河崎刑事は、主任・斉木警部補(中丸忠雄)の許可を取って、
この事件を詳しく調べることにした。

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寺島の死亡を確認した石黒医師によると、
寺島家の湯船にはおが屑が浮いていたという。
これがどうも妙だ。
寺島家の風呂は石炭炊きだ。
薪は使っていない。
何故、そんなものが湯船に浮いていたのだろうか?

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河崎刑事は、りえ子の経歴も調べた。
りえ子は、元はキャバレーのホステスだった。
寺島はそこの常連客で、足繁く通ううちに懇意になった。
ここ暫くは、この「坂道の家」で同居生活を送っていた。
寺島はこの愛の巣に相当執心していたようだが、
りえ子の方は冷めたものだ。
元同僚ホステス・さゆり(西川峰子)によると、
寺島が亡くなって間もないというのに、新しく店を持つ予定だという。
りえ子がキャバレーに勤めていたのは1年半程なのに、随分貯めこんだものだ。

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河崎刑事の部下(中本賢)は、保険の勧誘を装って寺島家の近辺で聞き込みをしてみた。
向かいの学生によると、寺島家では毎日午前10時頃に風呂を焚くのに、
事件の日に限って午後8時だったという。
おが屑に、午後8時。
そこにどんな意味があるのだろう?

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更に調べると、面白いことが分かった。
りえ子には、寺島とは別に男が居ることが分かった。
店の購入手続きをした不動産屋(石倉三郎)が、
契約の際に山口という男が同席していたのを覚えていたのだ。

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山口の身元はすぐに割れた。
バーに住み込みで勤めるバーテンだ。
マスターによると、事件の日は午後5時から午後7時まで店を出ていたという。
その時間、山口は何処で何をしていたのか?
これも、調べるとすぐに割れた。
山口は、知り合いから自転車を借りて何かを運んでいたようだ。
何を運んだかは分からないが、自転車を返す際には荷台がグッショリ濡れていたという。

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山口は一体何を運んだのか?
河崎刑事は、バーに聞き込みに行った際、氷屋を見てピンときた。
山口は氷を運んだのだ。
おが屑は、その氷に付着していたものだ。

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河崎刑事は、寺島の解剖を担当した監察医に、血液検査を要請した。
血液から睡眠薬が検出されると、捜査本部はりえ子の逮捕状を請求した。

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りえ子は、逮捕された。
刑事達が取調室で追求すると、りえ子は言い逃れをするでもなく素直に罪を認めた。

「あたしは、初めから寺島のことは好きではありませんでした。
あたしが愛したのは、山口1人です」

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「坂道の家」に囲われたりえ子に待っていたのは、
寺島による徹底した束縛であった。
やがては、逃げると顔に硫酸を掛けると脅されるようになった。
身の危険を感じたりえ子は、恋人の山口と共に寺島殺害を思い立った。
寺島の晩酌に睡眠薬を混ぜ、意識を失ったところで氷風呂に沈める。
寺島は発作を起こして勝手に死んでくれる。
後から風呂を炊いてしまえば、誰にも真相は分からない。
寺島が酔って入浴中に、自然に死んだように見える。

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真相を告白したりえ子は、悔し涙を流しながら「坂道の家」での生活を振り返った。

「丸で監獄のような生活でした。
あたしはこんな事したけど、それ程悪かったとは思ってません。
寺島に顔に硫酸を掛けられる位なら、あたしの方から寺島を殺したらいいと考えました。
今でも山口への愛は変わりません」

いかりや長介、黒木瞳:松本清張特別企画 黒い画集・坂道の家 (20120817-1300 テレビ大阪)




















テーマ:懐かしドラマ - ジャンル:テレビ・ラジオ



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