色々鑑賞録
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万引きGメン・二階堂雪5 嫉妬
木の実ナナ主演の2時間サスペンス。
画家の変死体が発見され、その弟子の絵本作家に殺人容疑が降り掛かる。
絵本作家の潔白を信じる主人公が、周辺人物からどうやって真犯人を探し当てるのかというお話。
宮崎美子演じる絵本作家がLD(学習障害)という設定が興味深い。
高橋ひとみ演じるお受験ママと娘の葛藤も上手く描かれている。
齋藤珠緒の脚本は、題材の取り方や人物描写が親しみやすくて感情移入がし易い。
ただ、殺人事件そのものは強引かつ類型的な面が否めない。

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BS-TBS
TBS-ch
月曜ドラマスペシャル
テレビドラマデータベース

<番組データ>
脚本:齋藤珠緒
初回放送:2000年7月24日
番組名:TBS「月曜ドラマスペシャル」

<出演>
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二階堂雪:木の実ナナ

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左から
和田店長:ルー大柴、あき竹城、加藤明美:村上聡美

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桐野真帆:宮崎美子

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安西杏子:高橋ひとみ

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寺坂光男:山下規介

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遠山久子:朝香じゅん

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今沢章吾:佐々木勝彦

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桐野厚子:高田敏江

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二階堂透:角野卓造

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二階堂千秋:中山忍

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片桐竜次、中野若葉

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斎藤清六

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島崎泉:カワイ麻弓

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安西佳代:正司歌江

<ストーリー>
二階堂雪(木の実ナナ)は、警備会社から派遣されて
スーパーの保安員をしている。
客を装って店内を巡回して万引犯を摘発するのが仕事だ。

その日、雪の勤めるスーパーで
少女が万引をしたと騒ぎが起きた。
雪は慌てて駆け付けたが、既に少女は姿をくらました後だった。
雪は、目撃者の絵本作家・桐野真帆(宮崎美子)に似顔絵を描いて貰うことにした。
真帆は、偶然にもこのスーパーに勤める店員・安西杏子(高橋ひとみ)の同級生だった。
真帆と杏子は意外な再会を喜び合った。
似顔絵が出来上がると、
雪は新入り保安員・寺坂光男(山下規介)に見せてみた。
寺坂は美大出で絵心のある男だ。
似顔絵の作者が真帆だと知ると、寺坂は何故か顔を曇らせた。

後日、雪は真帆の展覧会を訪れた。
会場は盛況で、真帆の人気は本物のようだ。
雪が感心していると、遅れて杏子がやって来た。
杏子は小さな娘を連れていた。
杏子は、真帆を見つけると頭を下げて頼み込んだ。
「あたしの娘に、絵を教えてあげてくれないかしら」
杏子の娘は来年小学校のお受験を控えており、
その入試科目に絵画があるのだという。
真帆は少し渋ったが、杏子の熱心な申し出に結局承諾してしまうのだった。

翌日、真帆のアトリエに母・桐野厚子(高田敏江)がやって来た。
真帆と連絡が取れないことを不審に思ったのだ。
部屋に入った厚子はびっくり仰天した。
真帆の師匠・今沢章吾(佐々木勝彦)が死体になって転がっていたのだ。
真帆の姿は何処にも見当たらなかった。
厚子は慌てて警察に通報した。

捜査官(片桐竜次、中野若葉)が駆け付け、殺人事件の捜査が始まった。
どうして、今沢は真帆のアトリエで死んでいたのか。
今沢を殺したのは一体誰なのか。
捜査本部が重要参考人として手配したのは、当然ながら連絡の付かない真帆だった。
真帆の自宅には、衣服も現金も残されたままだ。
真帆は、着の身着のまま何処かへ逃げ出したのか、
或は何者かに連れ去られたに違いない。

捜査官は、真帆が立ち寄りそうな場所を知るために、
真帆の母・厚子に詳しい生い立ちを聞いてみた。
厚子によると、真帆はLD(学習障害)で、読み書きの言語能力に支障があるという。
その為、子供の頃から人間関係を築くのに苦労していた。
そんな真帆を救ったのが絵を描くことだった。
真帆は一心不乱に絵を書き続け、やがてそれが美大教授である今沢の目に留まった。
真帆は、今沢の勧めで絵本作家になり、今は売れっ子作家になっていた。
今沢は真帆にとって大事な師匠なのだ。
そんな今沢を、真帆が殺してしまうなんて絶対にあり得ない。
真帆の母・厚子は固く信じていた。

真帆を心配する雪は、出来る範囲内で行方を探し回ってみた。
真帆は中々見つからなかった。

捜査本部は、並行して別視点でも捜査を進めていた。
誰か、殺された今沢を恨んでいる人物がいなかったか。
怨恨の線から、関係者の洗い出しが始まった。
すると、ある人物が捜査線上に挙がった。
寺坂というスーパーで保安員をしている男だ。
美大時代に今沢の門下にあったが、対立して絶縁した過去があるという。
捜査官は、寺坂に事件当日のアリバイを確かめてみた。
寺坂は一人暮しで、これと言ったアリバイはなかった。
だが、今沢殺しの容疑は頑として否認した。

その数日後のことだった。
寺坂が、車中で服毒死体となって発見された。
傍らには遺書が残されていた。
今沢殺しを告白する内容だった。
同じ車内から、アトリエのスリッパと凶器のハサミが見つかった。
寺坂が今沢を殺害した後、追い詰められて服毒自殺した。
そう見て間違いなさそうだ。
寺坂は被疑者死亡で送検され、真帆に掛けられていた殺人容疑が解かれた。
このことはテレビや新聞ですぐに報道された。
にも関わらず、真帆の行方は杳として知れなかった。

その後、捜査本部は寺坂の銀行口座を調べて奇妙な金の動きを発見していた。
様々な人物が寺坂の口座に金を振り込んでいるのだ。
捜査官にこれについて尋ねられた雪はピンと来た。
寺坂は強請屋だ。
万引きで摘発した子供たちの親を脅迫して、金銭を脅し取っていたのだ。
雪は、ふと先日の出来事を思い出した。

少し前、雪はスーパーで小学生の少女が万引したのを摘発したことがあった。
何と、その少女は杏子の長女・早苗だった。
雪は、早苗を連れて杏子の自宅を訪問した。
杏子の母、つまり早苗からは祖母にあたる安西佳代(正司歌江)が応対してくれた。
佳代は、雪に礼を言った後杏子の身の上について話してくれた。
杏子は、学生時代に受験に失敗したことがあった。
その為、娘に同じ思いはさせまいと度を越して教育熱心なのだという。
長女の早苗は、お受験に失敗したため杏子は酷く失望していた。
それで、今度は次女のエリカのお受験に肩入れしている。
早苗は、妹にばかり肩入れする母に強く反発していた。
万引を繰り返したのは、少しでも母の気持ちを引きたかったからだった。
雪は考えた。
ひょっとして、寺坂は杏子のことを脅迫していたのではないか。
早苗の万引は今回だけではない筈だ。

そんな中、行方不明だった真帆が遂に見つかった。
浮浪者同然の身なりで徘徊しているのを、雪の夫・二階堂透(角野卓造)が発見したのだ。
真帆は衰弱が激しく、すぐに病院に担ぎ込まれた。

深夜、真帆が入院中の病院に不審者が忍び込んだ。
不審者は、真帆の病室を発見すると、点滴に細工を施した。
そして、立ち去ろうとしたその刹那、周囲が捜査官に取り囲まれた。
不審者はその場で取り押さえられた。
不審者の正体は、杏子だった。
杏子が、真帆を殺害するために病院に忍び込んだのだ。
驚く杏子の前に、雪が現れた。
雪は、真犯人が杏子であることを見破って予め警察に通報していたのだ。

雪は杏子の家を訪問した際、真帆からのファックスに目を留めたことがあった。
真帆はLDのため、文字は酷く乱雑だった。
特に、特定の文字が鏡文字になるのが真帆の特徴だった。
なのに、そのファックスにはその特徴がなかった。
誰かが偽装したのだ。
雪はこれで真犯人が真帆であることに勘付いた。

雪に問い詰められると、杏子は観念して真相を告白した。
事件の夜、杏子は真帆のアトリエを訪問した。
次女・エリカに絵を教えてあげて欲しい。
そう頼んだのに一向に連絡がないので、念押しに行ったのだ。
ところが、真帆はやっぱり断るという。
お受験に目の眩んだ杏子の母親振りが鼻に付くという。
言われているうちに杏子も腹が立ってきた。
杏子は、真帆が子供の頃から文字も碌に書けずに苦労してきたのをずっと見て来た。
杏子自身は、受験に失敗したとはいえずっと優等生だった。
なのに、今は立場がこんなにも逆転してしまった。
怒った杏子は、傍らにあったハサミを掴むと真帆に飛び掛った。
その時、丁度今沢がアトリエに居合わせていた。
今沢は杏子を止めようとして割って入り、誤って刺されてしまったのだった。
真帆は、動転してその場から逃げ出した。
一人残された杏子は考えた。
真帆が書き掛けのファックスを、追記して自宅に送ればアリバイ工作になるのではないか。
杏子は一通り偽装工作を施してアトリエを跡にした。
ところが、この秘密を知ったのが今沢の元弟子・寺坂だった。
杏子は寺坂に口止め料を無心された。
困った杏子は、寺坂に金を渡すと見せ掛けて毒を盛って殺害した。
そして、遺書とスリッパと凶器を残して偽装工作を完成させたのだった。

こうして杏子は警察に逮捕された。
雪はいつもの日常に戻った。
雪の幸せは小さなものだ。
家族がいて、仕事があって、懸賞応募を趣味にしている。
何か当たらないかな。
雪は、ちょっとした幸福の来訪を心待ちにしていた。

木の実ナナ、宮崎美子:万引きGメン・二階堂雪5 嫉妬 [テレビ大阪] 2013年08月22日 13時00時00秒(木曜日)

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