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苦い夜
渡瀬恒彦主演の2時間サスペンス。
刺殺未遂に遭った会社社長が、自分を恨んでいそうな人物から犯人を割り出していく。
真犯人に辿り着く過程で、会社社長は知らず知らずの間に様々な人々の恨みを買っていたことを知るというお話。
火サス円熟期の作品で、地味ながらきっちりした作りが印象的な作品。

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火曜サスペンス劇場
火曜サスペンス劇場:苦い夜
テレビドラマデータベース

<番組データ>
脚本:佐伯俊道
監督:森崎東
初回放送:1999年6月29日
番組名:日本テレビ「火曜サスペンス劇場」

<出演>
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相沢達夫:渡瀬恒彦

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相沢千恵:富樫真

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瀬尾龍一:松重豊

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辻井忍:永島暎子

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左から
勝田:山田アキラ、辺見:片桐竜次

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畑中五月:椰野素子

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畑中加代:岩倉高子

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茂木剛:大杉漣

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茂木の妻(村野洋子):泉晶子

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山岡めぐみ:大谷直子

<ストーリー>
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会社社長・相沢達夫(渡瀬恒彦)は、帰宅した途端何者かに腹を刺された。
相沢を狙って誰かが待伏していたらしい。
相沢は、激痛に襲われてその場に倒れ込んだ。
その瞬間、携帯の着信音が鳴った。
犯人のものらしい。
犯人は慌てて逃げ出した。
こうしている間にも傷口からは見る見る鮮血が噴き出してくる。
立ち上がることも出来ない。
携帯で助けを呼ぶか。
いや、無理だ。
帰宅前に立ち寄ったバーに忘れて来てしまった。
相沢が諦めかけた時、室内に再び誰かが忍び込んで来た。
その人物は、相沢の姿に驚いたのか何かを落として慌てて逃げ出してしまった。
助けを呼んでくれることはなさそうだ。
相沢は、何とか力を振り絞って固定電話に辿り着き、自ら119番に通報した。

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こうして、相沢は奇跡的に命を取り留めた。
病床には、一人娘・相沢千恵(富樫真)が見舞いに来てくれた。
妻は数年前に他界している。
相沢は考えた。
犯人は一体誰だ?
相沢が最初に疑ったのは、この娘・千恵の交際相手である瀬尾龍一(松重豊)だった。
相沢は二人の交際に強く反対していた。
瀬尾にそのことを逆恨みされて刺されたのではないか。
そんな考えが頭を過った。
瀬尾はバツイチだ。
その上、会社を辞めて田舎で農業をやろうと呑気な計画を立てている。
とてもじゃないが、一人娘を嫁にやれるような男じゃない。

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犯人は相沢の自宅に侵入していた。
合鍵を持っていたに違いない。
合鍵を作れるのは誰だ?
相沢には瀬尾とは別にもう一人思い当る人物がいた。
相沢の交際相手・辻井忍(永島暎子)だ。
忍はバーのママをしている。
相沢は、丁度事件の晩も忍のバーに立ち寄っていた。
そこで、少々口喧嘩になった。
忍に男が居るの居ないのという、よくある痴話喧嘩だった。

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相沢は、病床からふと隣の机を見て、自分の携帯が置いてあることに気が付いた。
娘に聞いてみると、現場に落ちていたものを刑事が届けてくれたという。
おかしい。
あの時、携帯は持っていなかった。
誰かが自宅に持って来たんだ。

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相沢は、病床に忍を呼び出した。
「あの晩、君は俺の家に来たね」
相沢がそう切り出すと、忍は取り乱した。
「君が刺したのか?」
相沢が追求すると忍は否定した。
「違う、あたしじゃない。
あたしは、携帯を届けに行っただけよ」

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相沢は、このことを刑事の辺見(片桐竜次)に話した。
辺見刑事は、直ちに指紋を採取して裏付け捜査を開始した。
携帯から指紋が検出されると、
忍は容疑者として警察に連行されていった。
辺見刑事の取調に対して、忍は頑として否認した。
「相沢さんを刺したのはあたしじゃない!」

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暫くして、相沢は入院治療を遂えて日常生活に戻った。
相沢には、まだまだ疑念があった。
忍は警察に捕まったが、どうも犯人とは思えなかった。
忍との間には確かにいざこざがあった。
だが、待伏せして計画殺害に及ぶにしては動機が弱すぎる。
真犯人は別にいる。
そんな気がしてならなかった。

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相沢は、再び瀬尾に疑惑の目を向けた。
まず、瀬尾の身の上について調べてみた。
瀬尾は、前妻・畑中五月(椰野素子)を転落事故で失っていた。
その際、保険金が支払われたという。
瀬尾は、現在サラ金に借金がある。
この借金返済のために、瀬尾は前妻・五月を殺害したのではないか。
そして、今度は交際相手の父を殺害しようとしているのではないか。
相沢の心にそんな疑念が膨らんでいった。

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相沢は、瀬尾の前妻・五月の実家を訪ねてみた。
そして、瀬尾の人となりについて訊いてみた。
五月の母は、瀬尾にとても感謝していた。
瀬尾の前妻・五月は、商売に失敗して巨額の借金を抱えていた。
五月の保険金がその返済に充てられたが、それでも未だまだ足りなかった。
瀬尾は、五月の残した借金を被って、今もこつこつ返済しているのだという。
五月の母が語る瀬尾の人間性は、相沢が思っていたものとは全くかけ離れていた。

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相沢は、瀬尾に直接会って話を聞いてみた。
瀬尾は誠実な男だった。
話してみてそれがよく分かった。
誤解を解いた相沢は、娘との結婚を認めると瀬尾に伝えた。

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後日、相沢は税理士事務所から報告を受けた。
何者かが会社の金を横領していることが発覚したという。
相沢の療養中、会社は茂木剛(大杉漣)という男に任せられていた。
茂木は相沢とは古くからの付き合いで、誰よりも信頼している男だ。
以前は証券会社に勤めていたが、
相沢のたっての頼みで片腕になってくれたという経緯がある。
男と男の固い絆で結ばれている間柄だ。
その茂木が会社の金を横領したとは、俄には信じられなかった。
相沢は、茂木を呼び出して直接問い質した。
すると、茂木は苦しい胸の内を明かした。
証券マンだった茂木は、当時取引に失敗して巨額の借金を背負ってしまっていた。
それが原因で妻(泉晶子)にも逃げられ、
追い詰められた茂木は、悪いと思いながらも会社の金に手を付けてしまったのだという。
会社の経理担当・山岡めぐみ(大谷直子)を抱き込んだ巧妙な手口だった。
それを聞くと、流石に相沢は腸が煮えくり返ってきた。
無二の親友に裏切られた。
相沢は茂木を怒鳴り付けた。
「ひょっとして、おれを待伏して刺したのもお前か?
そうだろ、お前がやったんだろ?」
相沢に一方的に責め立てられて、茂木はすっかり憔悴してしまった。
「帰るわ」
茂木はそれ以上の言い訳はせず、申し訳なさそうにその場から立ち去った。

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翌日、相沢は茂木が自殺したという連絡を受けた。
強く責め過ぎた。
相沢も心が傷んだ。
裏切られたこと自体は未だに腹が立つ。
しかし、茂木には茂木なりの苦しい事情があった筈だ。
その晩、茂木の通夜が執り行われた。
相沢の指示で、社葬の手配がなされた。
相沢のせめてもの思いやりだった。
相沢は、複雑な胸中で出席した。
葬儀には茂木の共犯者だっためぐみも出席していた。
焼香を終えると、相沢はめぐみを誘って葬儀場を後にした。
共犯者であるめぐみからは、事件発覚後に辞表の提出を受けていた。
だが、相沢はめぐみを遺留した。
「君は会社に残ってくれ。
横領した金は、給料から天引で少しずつ返してくれたらいいから」
相沢は、もうこれ以上誰かを責めたくはなかった。

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帰り道、相沢はめぐみと共にバーに入った。
酒が入ると、めぐみは少しずつ本音を漏らし始めた。
「あたし、あなたのことが好きだった。
でも、あなたはずっとあたしのことを馬鹿にしていた」
めぐみは、相沢の父の愛人だった女だ。
父の死後、会社を継いだ相沢はめぐみを社員として残した。
別に相沢に他意があった訳ではない。
しかし、父の愛人だっためぐみを何処か蔑む気持ちがないでもなかった。
それとない言葉や態度にそれが出ていたのを、めぐみは感じ取っていた。
相沢はぶしつけに切り出した。
「君、茂木とは出来てたのか?」
その瞬間、めぐみは相沢の靴を踏み付けた。
「痛い?」
相沢が痛いと答えると、めぐみは吐き捨てた。
「痛さは感じるんだ。苦さは感じないのに」

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バーを出た相沢は、ふと思い付いて携帯電話を掛けた。
少し先を歩いていためぐみが出ると、相沢は確信した。
「君だな、俺を刺したのは」
めぐみは振り返り、静かな目で相沢を見つめた。

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それから暫くが過ぎた。
相沢は、野菜煮込みを手にして拘置所へ面会に向かった。
めぐみの好みに合わせた、味付けを濃くした野菜煮込みだった。

渡瀬恒彦、大谷直子:苦い夜 [テレビ大阪] 2013年09月20日 13時00時00秒(金曜日)

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テーマ:懐かしドラマ - ジャンル:テレビ・ラジオ

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