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ヤヌスの鏡:18話(最終回)
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18話「輝ける合体」(最終回)

<出演>
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小沢裕美:杉浦幸

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小沢初江:初井言榮

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小沢一樹:前田吟、小沢みどり:小林哲子

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森村誠路:中条静夫

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河本達之:高橋悦史、河本美穂子:吉行和子

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小沢由紀子:杉浦幸(二役)

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大沼ユミ:杉浦幸

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長田直美:長山洋子、秋野理江:百瀬まなみ、戸塚京子:荒井玉青、後藤亮子:橋本薫子、竹中明夫:竹内力

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進東哲也:宮川一朗太、進東修一:蟹江敬三

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東涼子:大沢逸美、河本達郎:風見慎吾

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遠藤浩一:石橋正次、中山充郎:大石吾朗、磯村治美:小出綾女、須長義男:長谷川恒之

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阿部純子:河合その子

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杏子ママ:中村晃子

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栗田圭子:賀来千香子

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堤邦彦:山下真司

<ストーリー>
『裕美の祖母・小沢初江が急病で倒れ病院に運ばれるという事態が発生した。
邦彦の保護監督下に置かれ大自然の中で生気を取り戻した裕美は、
同時にユミとしての魔性も蘇らせていた。
山の別荘から姿をくらましたユミは初江の入院する病院に忽然と姿を現していたのである』

深夜、裕美のもう1つの人格・大沼ユミ(杉浦幸)は、
看護婦に変装して裕美の祖母・小沢初江(初井言榮)の入院する病室に忍び込んだ。
病床の初江は、こんこんと眠り続けていた。
ユミはナイフを突き付けて初江を揺り起こした。
初江が目を覚ますと、ユミは初江を脅迫した。
「あたしはユミだ。ユミがお前に用があってやって来たんだ。
あたしは外国に飛ぶつもりさ。
お前にその費用を出して貰おうと思ってね。
嫌だとは言わせないよ。
あたしはお前の弱みを握ってるんだ。
裕美はドジな女だから気付いちゃいないが、あたしは知ってるんだ。
裕美の母親を殺したのはお前だろう?」
初江がギョッと驚くと、突然病室のライトが点灯した。
裕美の担任教師・堤邦彦(山下真司)が立っていた。
裕美が山荘から抜け出したのに気付いて追い掛けて来たのだ。
ユミは捨て台詞を残して病室から逃げ出した。
「ババア、あたしはもう一度必ず戻って来る。金を用意して待っているんだ。
そうしないと、あたしはお前の秘密を裕美にバラしてしまうからね」

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ユミが病棟の外に駈け出してくると、
バイクに乗った野獣会会長・東涼子(大沢逸美)がその前に乗り付けた。
「ユミ、乗りな」
それを受けてユミが飛び乗ると、
涼子は夜の闇へとバイクを疾走させた。
そして、暫く走ったところでバイクを停車させ、改めて後部座席を確認した。
そこに居たのは、ユミとは似て非なる別人だった。
「お前は裕美?!」
ユミは、いつの間にか女子高生・小沢裕美(杉浦幸)に戻っていた。
ユミとケリをつけるためにここ迄連れ出したはいいものの、
これではどうにもならない。
涼子は仕方なく、裕美がまたユミになるまで待つことにした。
裕美は山荘に帰りたがったが、涼子はそれを許さなかった。

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涼子は裕美を連れて、ショッピングモールの踊り場にやって来た。
そこからは夜景がよく見える。
涼子は夜景を眺めながら裕美に語り掛けた。
「裕美、あたしとお前は生まれてすぐに捨てられた赤ん坊だったね。
あたしは東京駅のコインロッカーの中に捨てられていたんだ。
親を知る手がかりなんて何も残ってなかった。
あたしの親はこの街さ。
このネオンの海があたしの生まれ故郷なんだ。
あたしは祝福されることもなく産まれた赤ん坊、
憎しみの中から産まれた赤ん坊なんだ。
そのあたしがたった一度ファミリーを感じたのがユミだった。
それなのにユミはあたしを裏切った。
これが許せると思うかい?」
涼子は、どうしてもユミを打ちのめすと言って聞かなかった。
裕美は涼子に申し出た。
「涼子さん、お願いがあります。
私、お婆ちゃまに会って尋ねなければならないことがあるのです。
私がユミになる前にその時間を頂けませんか?
お婆ちゃまと会って話をしたら、必ずあなたのところに戻って来ます」
裕美の目は真剣だ。
嘘を付いている目ではなかった。
涼子は、その場に立ち会うことを条件に裕美の申し出を受け入れた。

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その頃、杏子ママ(中村晃子)のバーでは、
裕美の弟・河本達郎(風見慎吾)と裕美の同級生・進東哲也(宮川一朗太)が酒を飲んで踊り狂っていた。
二人は妙に意気投合していた。
達郎はユミに失恋し、進東は裕美に失恋していた。
同じ傷心を抱えた二人なので、話しているうちに妙に馬があったのだ。
二人の意を汲んで、杏子ママは何も言わずに酒を用意するのだった。

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こうして波乱の一夜が明けた。
翌早朝、小沢邸に裕美の関係者一同が集められた。
祖母・初江、養父・一樹(前田吟)、養母・みどり(小林哲子)、
裕美の弟・達郎(風見慎吾)、その父・河本達之(高橋悦史)、母・美穂子(吉行和子)、
それに堤と森村校長(中条静夫)の面々だった。
一同は、裕美によってこの邸に呼付けられたのだ。
入院中だった初江は見るからに衰弱した様子で、
息子夫婦に抱えられて漸く歩ける状態だった。
一同によって仏間に寝床が設けられ、初江はそこに寝かし付けられた。
準備が整うと、涼子に付き添われた裕美が仏間に入って来た。
「御心配をお掛けしました」
裕美はそう言って一同に頭を下げると、身を起こした初江に向き直った。
裕美は、初江にこれ迄の経緯を説明した。
自分が自分から消えていくという経験を何度も繰り返したこと。
意識が飛んでいる間に、自分が大沼ユミという別人になっていたこと。
ユミになった自分が数々の犯罪に手を染めてきたこと。
ユミがどうしてそんなに暴れ回るのかその理由が知りたいこと。
裕美は続けた。
「私考えました。
まず真っ先に浮かぶのは、私がお婆ちゃまに受けた折檻でした。
折檻の中でも特に辛かったのは、
私の産みの母に対する憎しみの言葉を浴びせられた時でした。
母を罵られると、私の体は痺れて感覚がなくなっていました。
母の淫らな血が私にも流れていると思うと、
それだけで私は生きていく勇気を失いました。
人を愛することも、愛されることも出来ないんだと思って、
何度泣き明かしたか判りません。
私の母の姿を、ありのまま話して下さい」
孫娘の訴えを受けて、初江は枯れた声を懸命に絞り出して話を始めた。

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初江は、裕美の産みの母・由紀子(杉浦幸・二役)をとても大切にしていた。
世界に誇る一流の女性にしたいと、幼少期から英才教育を施してきた。
そんな中、未だ女子高生だった由紀子の妊娠が発覚した。
親心を踏み躙られたと感じた初江は、由紀子を叱り飛ばした。
「この子は、この子は。
何処の馬の骨とも判らぬ不良の子など身籠りおって。
恥を知りなさい、恥を。
いいですか、由紀子。
お母様は決してその子を産むことは許しません。
許すものですか」
初江がどんなに反対しても、由紀子の決意は崩れなかった。
愛する人の子を産みたい。
どうしても産みたい。
その一心だった。
由紀子は家を飛び出し、一人赤子を産み落とした。
それが裕美だった。
何とか出産には漕ぎ着けたが、だからと言って頼れる人がいる訳でもない。
親には勘当され、恋人にも逃げられてしまった。
由紀子は、緑児を抱いて夜の街を彷徨うしかなかった。
この噂を耳にした初江は、手をつくして由紀子を探し出した。
初江が対面に行くと、由紀子は赤子を見せて母に訴えた。
「お母様、女の子が産まれました。
この子を見れば、きっとあの人は戻ってくれる筈です。
だって…だって、こんなに可愛い赤ちゃんなんですもの」
この期に及んで、由紀子は未だ河本に夢を見ていた。
呆れ果てた初江は、由紀子を詰った。
「ああ、汚らわしい。
その子は罪の子です。
そんな子を小沢家の孫と認められるものか。
死になさい。
その子と一緒に死になさい、この面汚し。
罪の子を産んだお前に生きる資格などあるものか。
死になさい。
その子と共に死んでおしまい!」
由紀子はショックだった。
我が子を宝だと思っていた。
なのに、母にここまで強い嫌悪感を露わにされるとは思ってもみなかった。
全てを否定された由紀子に、もはや生きる気力は湧いて来なかった。
由紀子は、書置を残して入水自殺した。
「お母様、赤ちゃんだけは助けてください」

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由紀子の死の真相を告白した初江は、裕美の手を取った。
「裕美、あなたのお母様の由紀子は人を愛することに直向な純真な女でした。
このお婆ちゃまが小沢家の名誉や体面に拘り、あなたのお母様の由紀子を殺してしまったのです。
許しておくれ、裕美。
お婆ちゃまは由紀子への憎しみをあなたにぶつけていたのですね。
もう少しでお婆ちゃまは、あなたを由紀子と同じ運命に追い込むところでした。
許して下さい」
ここまで話したところで、初江は発作を起こして苦しみだした。
「死にたくない…生きたい…生きていたい」
断末魔の悲鳴を上げ、藻掻き苦しんだ末に初江はガクリと事切れてしまった。
祖母の死を目の当たりにした裕美は、泣きながら部屋を飛び出して行った。

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涼子と堤は、裕美を追い掛けて行った。
暫く走ったところで、裕美が立ち止まって後ろを振り向いた。
またしても、裕美はユミになっていた。
「涼子、お望み通り決着を付けてやろうじゃないか。来な」
ユミがそう言い放つと、涼子も受けて立とうとナイフを抜いた。
「裏切り者は許さない」
涼子はユミに斬り掛かった。
まだまだ動きの鈍いユミは、切っ先を交わし損ねて腕に傷を負った。
その瞬間、激痛が走った。
痛みを感じない筈のユミの体に、異変が起きていた。
涼子が再度斬り掛かると、ユミは今度は交わして涼子からナイフをもぎ取った。

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続いて、ユミは成り行きを見守っていた堤に向き直った。
「堤、あたしが生きることを邪魔する奴はぶち殺す」
ユミはナイフを構えて堤に突進した。
あわやというところで、ユミの切っ先が突然停止した。
「ユミ、どうしたんだ?ナイフを突き出さないのか?」
堤が問掛けると、ユミは泣きながら答えた。
「突いたら先公が死んじまうじゃないか。
死んじまったら先公に会えなくなっちまうじゃないか。
先公の説教が聞けなくなっちまうよ」
ユミの手からナイフが落ちた。
表情が次第に崩れていった。
射るような視線が消え失せ、顔つきが裕美に戻っていった。
そんな裕美を、堤は力一杯抱き締めた。
「小沢、お前は自分の意思でユミであることを止めることが出来たんだ」

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堤と裕美の抱擁を見届けた涼子は、何か吹っ切れた様子で呟いた。
「ユミは永遠に消えちまったようだね。あたしの敵が消えたんだ。今度はあたしがこの街から姿を消す番さ」
立ち去ろうとした涼子に、駆け付けた達郎が声を掛けた。
「会長さん、何処へ?」
涼子は、達郎に晴れやかな笑顔を残して去っていった。
「北風に聞いて欲しいね」

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こうして大沼ユミは永遠に姿を消した。
裕美は元の平凡な女子高生に戻った。
学校に登校すれば、笑顔の級友たちが迎えてくれる。
堤の復職も間近に違いない。
裕美はそう期待していた。
復職の時期がいつになるのか、裕美は校長・森村誠路(中条静夫)に尋ねた。
森村校長は、堤は九州の高校に赴任することになったと言って手紙を差し出した。
堤が裕美に宛てた手紙だった。

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「君がこの手紙に目を通す頃、私は九州に向う列車の中にいるだろう。
君と別れることは身を切られるように辛いことだ。
だが、先生は敢えて君と別れることを選んだ。
それはな、小沢。
先生は小沢に17歳の青春を丸ごと返してあげたいと思っているからだ。
17歳の君には、17歳の出会いが必要だ。
その出会いが青く未熟でそれ故にこそ傷付くことが多いとしても、
それもまた君が引き受けなければならない17歳の世界ではないだろうか。
君は昼と夜との二つの世界の中で、様々な出会いと別れを知った筈だ。
その出会いと別れも、また深く心に刻みつけて欲しい。
彼たちも、彼女たちもまた、君と同じようにたくさんの自由を求め、
魂を熱く熱く焦がすことを求め、それが故に深く深く傷付いた戦士たちなんだ。
人間に絶望するよりも信頼することだ。
絶望は何も生み出さないが、信頼は君自身の生きる勇気になるだろう。
自由の戦士の苦悩と喜びを知ったことこそ、君にとって何よりも代えがたい貴重な経験になるだろう。
君はそれら全てを君の想像力の翼として、新しい出会いを求めて欲しい。
いつか、君に相応しい出会いが得られるまで賢い目と優しい心を持って多くの人間と出会って欲しい。
君は今、裕美の心とユミの心を重ね合せて新しく生まれ変わった。
先生は、生まれ変わった君の人間としての力を信じている。
人間としての力とは、この世の悲しみを全て引き受けて尚且つ健やかな笑顔と共に生き続けていくことだ。
小沢、さようなら。
先生は小沢に会えたことを感謝している。
さようなら」

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『1986年4月16日、小沢裕美17才、君の人生はまだ始まったばかりだ』

ドラマ ヤヌスの鏡(第18話) [サンテレビ] 2013年11月20日 15時00時00秒(水曜日)

<主題歌:椎名恵>

テーマ:懐かしドラマ - ジャンル:テレビ・ラジオ

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