色々鑑賞録
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アリエスの乙女たち:7話
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7話「真昼の決闘」脚本:長野洋

<出演>
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水穂薫:南野陽子

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久保恵美子:佐倉しおり

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結城司:松村雄基

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磯崎高志:石橋保

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津川敬子:相楽ハル子

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結城小百合:大場久美子

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磯崎淳一郎:中尾彬

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磯崎志乃:奈月ひろ子

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長谷川千草:藤代美奈子

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ヒガシヨウコ:速川明子、松本明子、滝あゆみ、鈴木倫子、児玉陽子

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芝園道代:初井言榮

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来栖順子:佐藤万理

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大下直樹:宅麻伸

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教師:小出綾女

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久保小夜子:梶芽衣子

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長谷川欣吾:高橋昌也

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マキ水穂:野川由美子

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久保哲也:若林豪

<ストーリー>
仰星高校職員室で緊急会議が開かれた。
番長・結城司(松村雄基)が、生徒会長・磯崎高志(石橋保)を暴行したことが知れたのだ。
保健室で治療を受けた被害者の高志は、
担任教師・大下直樹(宅麻伸)の事情聴取に何も答えようとしなかった。
これを受けて、芝園校長(初井言榮)は、双方の保護者を学校に呼んで話を聞くことにした。
まずは、結城の姉・結城小百合(大場久美子)が校長室に呼ばれた。
芝園校長は、事の経緯を説明した上で小百合に尋ねた。

「弟さんは、磯崎高志君に対して異常とも思える程の敵意を抱いているように見えます。
それは磯崎君は生徒会長を務める程の優秀な生徒ですし、
一方弟さんの方は、お姉様の前でこんなことを申し上げるのは何ですけれど、校内一の不良と言われている生徒です。
何かにつけて比較されて面白くないのは当然だと思います。
それにしても、あの敵愾心は只事ではありません。
その辺の事情について、何か思い当たることは御座いませんか?」

訊かれて小百合はピンと来た。
弟はずっと小百合と高志の父・磯崎淳一郎(中尾彬)との交際に反対していた。
小百合が磯崎と小競り合いになった時は、姉を守ろうと真っ先に駆け付けて磯崎を殴り飛ばした。
今回殴った相手はその磯崎の息子だ。
姉を寝取られた恨みを息子に向けたと容易に察しが付いた。
固まった小百合を見て、芝園校長はその動揺を見て取った。
「お心当たりがお有りのようですね」
小百合は下手な嘘を付いて誤魔化した。
「いいえ、何も」

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続いて、高志の母・磯崎志乃(奈月ひろ子)が校長室に呼ばれた。
同席していた小百合は針の筵だった。
志乃とは、愛人と本妻の関係なのだ。
芝園校長は、志乃にも暴行の原因に心当りがないか尋ねた。
志乃は、即座に否定した。
「高志が暴力行為を受ける理由等、ある筈が御座いませんわ。
それとも、こちらの方には何かお心当たりでもお有りになるのかしら?」
志乃の皮肉が、小百合にグサリと突き刺さった。
続けて、志乃は芝園校長に要望を伝えた。
「ともかく、この様な行為に対しては断固たる処置を取って頂くようにと、
主人にもキツく言われて参りました」
加害者側の父兄である小百合は、何も言うことが出来なかった。

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その頃、女子高生・水穂薫(南野陽子)は、
番長・結城の恋人・津川敬子(相楽ハル子)に呼び出しを受けていた。
場所は、人気のない雑木林の中だった。
敬子は薫に訴えた。
「司はここで磯崎を殴ったわ。
何故殴ったの?
彼は訳もなく人を殴るような人間じゃないわ。
原因はあんたよ。
それ以外考えられないわ。
司は、あんたを知ってからすっかり変わってしまったわ。
そうよ、今彼の頭の中はあんたの事で一杯なのよ。
あんた、彼のことどう思ってるの?」
敬子に問い詰められて、薫は惚けた。
「別に。何とも思っちゃいないわ」
その瞬間、敬子は薫を張り倒した。
「何するのよ?!」と薫が睨み付けると、敬子は途端に俯いた。
「御免、御免なさい。
お願い、水穂さん。彼のこと少しは考えてあげて。
彼はあんたの事が死ぬ程好きなのに、
振り向いてもくれないんじゃ司があんまり可哀想で。
あたし見てられない。
お願い、彼の方を振り向いてあげて。
お願いよ、水穂さん」
敬子は何時に無く低姿勢だった。
どうしてなのか、薫にはその理由が判らなかった。
「あなた、結城さんのことが好きだったんじゃないの?」
薫が尋ねると、敬子は苦しい胸の内を打ち明けた。
「好きよ。死ぬ程好きよ。
好きだから、彼に辛い思いをさせたくないの。
こんな事、あんたに頼むなんて悔しい。
殺してやりたい程悔しい。
でも、彼の事考えると……」
敬子はその場に泣き崩れた。
「愛してる。愛してるのよ、彼のことを」

『初めて知る、鮮烈な愛の形であった。
例え自らは満たされなくとも、愛する者の幸せを願って身を引く。
これが真実の愛というものであろうか?』

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その日、都心のファッション会場では、
薫の母・マキ水穂(野川由美子)の新作発表が開催されていた。
会場には大勢の人々が詰め掛けていた。
新作は、どれも好評のようだ。
人々は、拍手喝采で讃えた。
ショーの締め括りに、マキ水穂はステージに立って客席に手を振った。
その時、マキ水穂は気付いた。
客席に前夫・久保哲也(若林豪)が居る。
目が合ったので、2人は互いに会釈した。
マキ水穂は、嬉しかった。
かつて、マキ水穂はデザイナーの仕事が忙しくなったことで久保と別れた。
決して憎しみ合ってではなかった。
余りに住む世界が違い過ぎたのだ。
久保は平凡な会社員で、マキ水穂は世界的に有名なデザイナーになろうとしていた。
生活は当然擦れ違った。
久保はマキ水穂に言えなかった。
キャリアを捨てて家庭に入って欲しい。
そんなことを言えば、今までの努力が全て無駄になる。
そこで、久保は自ら身を引く決心を固めてマキ水穂に離婚届を出した。
2人にはそんな因縁があった。
それから17年が経過していた。
パリを活動拠点に大成功を収めたマキ水穂は、
娘の薫を連れて日本に帰って来た。
薫には、すぐに友達が出来た。
それが、久保の娘・久保恵美子(佐倉しおり)だった。
何という偶然だろう。
以来、マキ水穂は娘の父兄という形で久保との交流を再開していた。
久保は再婚して別に家庭を持っている。
それは分かっていたが、久保への想いは日に日にぶり返していた。
やり直したい。
マキ水穂の心には、ずっと久保への未練が燻っていた。

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ショーを終えたマキ水穂は、久保を探した。
久保は駐車場で見つかった。
駆け寄ろうとして、マキ水穂は思わず物陰に身を隠した。
久保は女と話し込んでいた。
相手は、久保の現妻・久保小夜子(梶芽衣子)だった。
耳を澄ますと、2人の会話が聞くともなしに聞こえてきた。

久保は、現妻・小夜子を説得しているところだった。
マキさんとも薫さんとも二度と会わないで欲しい。
小夜子がそう念押ししたにも関わらず、久保はその約束を破っていた。
夫に不信感を抱いた小夜子は、実家へ帰っていた。
そして、今日もまた久保は禁を破って前妻・マキ水穂のショーへやって来た。
それを目撃した小夜子は会場を飛び出し、
久保は懸命に引き止めているのだ。

「帰って来てくれないか。帰って来て欲しい。
今更弁解はしない。
確かに水穂マキと再会した時に動揺したのは事実だ。
しかし、だからと言って君と恵美子を捨ててもう一度彼女とやり直そうと考えた訳じゃない。
無論、彼女だってそんな気は毛頭ないだろう。
私は今日彼女のショーを見に来た。
自分の中の気持ちをハッキリと確かめるためにだ。
私は確信した。断言してもいい。
仮にこの先偶然彼女と会うことがあっても、
二度と動揺することはないだろう。
他人なんだよ。
デザイナー・水穂マキと私は今はもう全く無縁の人間なんだ。
帰って来て欲しい、小夜子。君が必要だ。
恵美子の為にも、いや私自身の為に帰って来て欲しい」

このやり取りを立ち聞きしていたマキ水穂は、思わず涙ぐんだ。
もうやり直せない。
そんな事は判っていた筈なのに、改めて久保の口から聞くとショックだった。
いつかやり直せる。
少しだけ残っていた期待が、その瞬間完全に崩れ去った。
久保は、もう別の人のものなのだ。

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帰宅後、マキ水穂は娘・薫を呼んで伝えた。
来週イスラエルへ取材旅行に旅立つことが決まったと。
「一緒に来る?」
マキ水穂が確かめると、薫は学校があるからと断った。
薫は当分一人暮しをすることになりそうだ。
こんな事は、今回が初めてではない。
また母が気紛れを起こしたのだろうと、薫は高を括っていた。
マキ水穂は、娘に気取られまいと努めて明るく振舞った。
薫もまた、気になる人が居るから日本を離れたくないとは言えず、
母と冗談を言い合ってその場を誤魔化していた。

『その時、薫は母が哲也への想いを完全に断ち切るために旅立とうとしていることに、
未だ気付いていなかった』

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こうして、マキ水穂はイスラエルへ旅立って行った。
母を送り出した後、薫は1人切りになったマンションで鏡を見つめて自分を励ました。
週末は予定がある。
級友・恵美子の父・久保と会食するのだ。
愛馬エレクトラを失った薫にとって、これは唯一の息抜きだった。
その日、薫は久保に海の見えるレストランへ招待された。
お喋りして食べ終わった後、薫と久保は砂浜に出て行った。
薫は久保と居ると楽しかった。
父が出来たみたいで嬉しかった。
甘えさせてくれる人が欲しかった。
薫は靴を脱いで波打ち際で戯れた後、遊び疲れて砂浜にゴロリと横になった。
隣に久保が座っている。
それだけで満足だった。
ところが、今日に限って久保の様子は何処かおかしかった。
硬い表情のまま、何か言いたげな素振りを見せていた。
久保が気不味そうに切り出した。
「薫さん」
薫が呼び捨てでいいと言っても、久保は何時に無く他人行儀な態度を崩そうとしなかった。
何か深刻な話があるんだ。
察しのいい薫は、自分から久保に言ってやった。
「おじ様とママの事なら知ってます。
私、もしかしたらおじ様の子供かもしれませんね?」
薫は、前に久保と母の会話を立ち聞きしたことがあった。
そんな事くらい知っている。
出し抜かれた久保は、薫から目を逸らして立ち上がった。
「君のお母さんは違うと言ってる。
君は私の子供ではない。
私の子供は恵美子だけだ。
薫さん、君とこうやって会うのも今日限りだ。
今後二度と二人っきりで会うことはない。
いや、勿論恵美子のクラスメイトとして家に遊びに来る事はいい……
いや、家にも来ないで欲しい」
突然の別れ話に困惑した薫は、久保に訴えた。
「何故?どうして急にそんな事を?訳を話して下さい」
久保は何も答えようとしなかった。
薫は無性に腹が立って来た。
「そう、おじ様は私が嫌いになったのね。
いつも問題ばかり起こしている私なんかが恵美子さんの友達じゃ迷惑なのね。
そうよ、そうに決まってるわ。
分かりました。二度と私おじ様に会いたいなんて思いません。
恵美子さんとも学校でも口も聞きません。
いいのよ、もう。何も聞きたくない!」
薫は居た堪れなくなってその場から駆け出した。
久保は薫の後ろ姿を見送りながら呟いた。
「許してくれ、薫」

『父かもしれぬと慕った人の思いもかけぬ決別の言葉は、
薫の心に深い傷跡を刻み込んだ。
そして、今その傷を癒してくれる母は遠い異国の地を旅しているのだ。
孤独であった。
水穂薫は、今誰よりも孤独であった』

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薫は放心状態で繁華街をブラついた後、
結城のマンション前に辿り着いた。
何故だか分からないが、無性に結城に会いたくて仕方がなかった。
薫は、結城が現れるのをずっと待ち続けた。
暫くすると、帰宅途中の結城がフラリと現れた。
「薫?薫じゃねえか。どうしたんだ?」
結城が呼掛けると、薫は駆け寄って結城に抱き着いた。
「何も聞かないで、何も言わないで、ちょっとの間こうしていて」
思い詰めた表情の薫を見て、何かあったらしいと察した結城は抱擁に応じた。
ところが、結城がそのままキスしようとすると薫は身を捩って拒んだ。
「ありがとう。あなたの胸、とっても温かかったわ」
薫は礼を言って、結城の元から駆け出して行った。

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翌日、学校から謹慎を食らっていた結城は、
やるせなく馬場で物思いに耽っていた。
結城の処分は目下学校で協議中だ。
このまま退学になったら、姉の苦労を踏み躙ることになる。
教師達の意見は退学已む無しが大勢だった。
そんな中、被害者の高志だけが反対してくれていた。
正直複雑な心境だった。
そんな結城に、薫がそっと傘を差し出した。
いつの間にか雨が降り出していた。
薫には、予てから結城に訊いてみたいことがあった。
「前にあなたこんな事言ったわね。
男にとって行動は第二、言葉は第三の価値しかないんだよ。
教えて、男にとって一番価値のあるものって何なの?」
結城は、薫の真剣な眼差しを見て取って応えた。
「言葉は行動を説明し、付け足す為の表現だ。
そして、行動は生きる姿勢。
人はその生き方によって行動が決まり、
行動によって言葉が生まれるんだ。違うか?」
それは結城の哲学だった。
結城は不器用なりに考え抜き、一つの結論を導き出していたのだ。

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放課後、只ならぬ表情の結城が学校に現れた。
結城は高志を見付けると、有無を言わさずグラウンドに引っ張っていった。
「俺ともう一度やりあえ。
俺はお前が嫌いだ。お前も俺が嫌いな筈だ。
だからここで最後の決着を付けたい。
手前の親父が姉貴にしたことも気に入らねえ。
手前の煮え切らない態度も気に入らねえ。
さあ、ここで何もかもカタを付けてやる。掛かって来い!」
他の生徒たちが騒然と見守る中、結城は高志を殴り倒した。

『結城司の退学が決定的となった瞬間であった』

ドラマ アリエスの乙女たち(第07話) [サンテレビ] 2014年01月20日 15時00分00秒(月曜日)

<若林豪:関連作品>


テーマ:もう一度見たいドラマ - ジャンル:テレビ・ラジオ

コメント

この情報量すごい!
[2016/03/26 01:15] URL | #- [ 編集 ]

Re: タイトルなし
コメントありがとうございます。
これでも本編の内容をかなり端折っています。
いいドラマなので、再放送があったら是非全部見て下さい。
面白いですよ。
[2016/03/26 09:57] URL | rps1979y #cRy4jAvc [ 編集 ]


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