色々鑑賞録
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弁護士迫まり子の遺言作成ファイル5 告発
斉藤慶子主演の2時間サスペンス。

弁護士の主人公が元市長から遺言書を託される。
それは、自分が死んだら現市長の息子を警察に告発して欲しいというものだった。
調査を進めた主人公は、その息子が殺人犯であることを確信する。
果たして息子は逮捕されるのか、
それとも事件は闇に葬られるのかというお話。

出色の出来だった4作目に比べると、かなり落ちている感が否めず。
早い話が血の繋がらない父と息子の葛藤の物語なのだが、
この主題が描き切れておらず、見ていて余り心を打つものがない。
ディレクターが代わったせいか、全体に表現が大げさなのも気になる。
肺を病んで余命幾許もないという設定の津川雅彦がやたら熱演するので、
ちっとも病気に見えない等チグハグな描写が多い。
動機もクライマックスも強引。
2時間サスペンスだと割り切って見れば腹も立たないが、
完成度の高かったこのシリーズとしては残念な出来。

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BS-TBS
TBS-CH
テレビドラマデータベース

<作品データ>
脚本:井上由美子
初回放送:2003年6月9日
放送枠:TBS「月曜ミステリー劇場」

<出演>
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迫まり子:斉藤慶子

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迫和美:岸田今日子

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迫みな子:磯野貴理子

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山野太一郎:津川雅彦

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山野孝平:大石継太

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山野暁子:真由子

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柳川和夫:山谷初男

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柳川節子:八木昌子

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生田医師:小宮孝泰

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ナース:小森琴世

<ストーリー>
弁護士・迫まり子(斉藤慶子)は、手紙による呼び出しを受けて長野県花岡市に飛んだ。
遺言書作成を専門とするまり子の今回の依頼者は、
元市長の山野太一郎(津川雅彦)という男だった。
山野は肺を病んで入院中で、余命半年を宣告されている。
そんな山野が、最期にどうしてもやり残したことがあるというのだ。
まり子が病室に面会に行くと、
山野は自分が死んだら警察に届けて欲しいと手紙を差し出した。
「これは、ある種の告発状だ」
事情の飲み込めないまり子に、山野は事の詳細を打ち明けた。

山野には息子が居る。
現在市長を務めている山野孝平(大石継太)という男だ。
2年前、孝平はある人物を殺害した。
誰を殺したのかは言えない。
この秘密は、山野と孝平だけが知っている。
自分が死んだら、親として息子に責任を取らせたい。
だから、告発状を警察に提出して欲しい。
それが山野の遺言だった。

弁護士のまり子は、依頼人に守秘義務を負っている。
当然、これを外部に漏らすことは出来ない。
しかし、そうは言っても事は殺人という重大案件だ。
まり子は、とんだ重荷を背負ったと内心頭を抱えるのだった。

- - -

まり子は、更に詳しい事情を知るために地元調査を開始した。
花岡市は、現在市長のリコール問題で揺れている。
争点は、古い小学校を取り壊してショッピングモールを建設することに賛成か反対かだ。
現市長の孝平は、取り壊し反対派だ。
花岡市民の意見は、真っ二つに割れている。
賛成派と反対派は、互いに選挙カーを走らせて連日支持を訴えていた。
孝平は、当初から反対派だった訳ではない。
就任から僅か3ヶ月で突如反対派に転じた。
父の地盤を継承した当初は、賛成派だった。
そもそも、ショッピングモール建設は父が市長時代に始まった計画なので、
息子の孝平がそれを受け継ぐのは自然な流れだったのだ。
まり子は思った。
山野と孝平の父子の間で、一体何があったのだろう?

- - -

まり子は、山野と孝平の生い立ちを調べてみた。
2人は血の繋がった親子ではない。
孝平は養子で、実の両親は市庁舎の事故で亡くなっている。
山野は、それを不憫に思って孝平を引き取った。
この一件は美談として報じられ、
それまで汚職問題で人気低下の著しかった山野は一躍時の人となった。
果たして、山野は純粋な善意で孝平を引き取ったのか、
それとも計算ずくでやったことなのか。
まり子には分からなかった。
ただ、地元住民に聞き込みして得られる証言はどれも共通していた。
山野と孝平の父子仲は決して悪くなかった。
孝平が反対派に転じるまでは。

- - -

悩むまり子の元に、妹でやはり弁護士の迫みな子(磯野貴理子)が応援に駆け付けた。
まり子はみな子と共に、父子対立の鍵となる小学校へ足を伸ばした。
そこで出会った元校長夫人・柳川節子(八木昌子)に話を聞くと、
意外な事実が判明した。
節子夫人の夫で元校長・柳川和夫(山谷初男)は、2年前から行方不明になっている。
孝平が反対派に転じたのは、これが契機だった。
柳川校長は、当然ながら取り壊し反対派だ。
その恩師が謎の失踪をしたことで、孝平の中で何かが変わったらしいのだ。

まり子は、推理してみた。
ひょっとして、孝平が殺したというのはこの柳川校長なのだろうか?
だとしたら、一体どうして殺害したのだろう?
孝平にとって、柳川校長は恩師の筈だ。

- - -

まり子は、事の真相を確かめるため件の小学校で孝平と会った。
そして、単刀直入にズバリ問い質した。
「私は、あなたが柳川先生を殺害したのではないかと思ってます」
孝平は、何故か動揺する素振りは見せなかった。
それどころか、事件の真相をペラペラ喋り始めた。
異様なテンションで告白を始めた孝平を、まり子は唖然として見守った。

市長選に当選した夜、孝平は柳川校長に呼び出された。
場所は、この小学校校舎だ。
柳川校長は、取り壊しを公約に掲げて当選した孝平を激しく非難した。
市長の権限で取り壊しを撤回して欲しい。
そう訴える柳川校長に、孝平は答えた。
父の意志を受け継いで当選した以上、それは出来ない。
すると、柳川校長は孝平に怒鳴りつけた。
「操り人形!あの権力の亡者の山野が、純粋にお前の将来を考えてお前を引き取ったと思うのか?」
柳川校長は、孝平にぶち撒けた。
養子縁組は善意などではない。
自分が山野に持ち掛け、山野は政治利用のためにこの計画に乗った。
「お前も山野も裏切り者だ。親子揃って裏切り者だ。この恩知らず!」
激昂した柳川校長は、孝平に掴みかかって揉み合いになった。
後はお決まりの結果だ。
振り解こうとした孝平は柳川校長をつい突き飛ばしてしまい、運悪く頭を打って死んでしまったのだ。
孝平は、柳川校長の死体を校庭に埋めた。
これを、孝平の父・山野が目撃していたのだ。
孝平が学校取り壊しに反対する理由は、校舎保存のためでも何でもない。
掘り起こされて死体が見つかることを恐れたからに過ぎないのだ。

そこ迄聞いたまり子は、興奮状態の孝平に尋ねた。
「どうして、私に話したんですか?」
孝平は、震える声で答えた。
「それは、あなたには死んで頂くしかないからです」
殺される。
直感したまり子は、その場から逃げ出した。
孝平は、追い掛けて来た。
まり子は死に物狂いで走ったが、体力のある男から逃げ切れる筈もなかった。
直ぐ様追い着かれて揉み合いになり、あわやという瞬間誰かの怒鳴り声が辺りに響いた。
「何をしている!」
声のした方向を確かめてみると、そこに居たのは山野であった。

山野は病院を抜け出し、遥々学校まで駆け付けた。
息子の過ちを止めるために。
山野は、車椅子の車輪を進めて孝平の元に詰め寄った。
「孝平、儂と一緒に警察へ行こう。自首をするんだ」
孝平は、聞く耳を持とうとしなかった。
「冗談じゃない。自首なんか出来る筈ないじゃないか。
僕は市長ですよ。明日の投票で再選されるんです」
孝平が逃げ出そうとすると、山野は車椅子で回り込んで行く手に立ち塞がった。
「どうしても逃げるなら、儂がお前を殺す」
山野は、車椅子から立ち上がって孝平の首を締めた。
しかし、病身の山野に大の男を絞め殺せる筈もない。
孝平は、山野の腕を解きながら涙声で叫んだ。
「お父さん、そんなんじゃ死ねないじゃないか。
出会った時は、もっと強く抱きしめてくれたじゃないか」
孝平は、山野に引き取られた日のことを忘れたことが無かった。
山野は、幼い孝平を力一杯抱き締めてくれた。
その腕に抱かれながら孝平は思った。
こんな立派な人が自分の親になってくれた。
自分も将来父のように立派な市長になろう。
そう誓った孝平は、ずっと山野を追い求めて来た。
市長の面子を潰してはならない。
それに誰より拘ったのは、山野以上に孝平だった。
だからこそ、殺人をここ迄隠し通して来たのだ。
孝平は、力尽きた山野を車椅子に座らせて漸く冷静さを取り戻した。
そして、ある重大な覚悟を決めようとしていた。

- - -

その日、孝平は妻・山野暁子(真由子)に付き添われて自ら警察に出頭した。
暁子は、「待ってます」と言って夫を送り出した。

- - -

息子の自首を知った山野は、これまで拒否していた延命治療を受け入れると医師に申し出た。
1日でも長く生きて、息子と共に罪を償うためだ。
現職市長が殺人で逮捕された花岡市には、これから大混乱が起きるに違いない。
そんな中で共に生き、最期まで息子を守るのが山野の務めなのだ。

- - -

こうして、まり子の仕事は終った。
遺言書は、本来依頼人が亡くなった後に開封されるものだ。
しかし、事件が解決した以上守り通す意味はない。
まり子は、帰りの電車内で山野の遺言書を開封してみた。

『前略、花岡警察署長殿。
私、山野太一郎は、これより息子・山野孝平の罪を御報告致します。
息子・孝平は、殺人の罪を犯しました。
動機は、父親である私を庇おうとしてのことです。
そして、今日迄息子が罪を告白することに至らなかったのは、偏に私が原因です。
私が、自らの名誉と地位を守らんがために息子の自首を阻みました。
息子をここ迄追い込んだのは私です。
息子・孝平は理想に燃えた青年であり、心優しき青年です。
全ては、この愚かな父親に起因することであります。
どうか、その点御配慮の上、息子・孝平が罪を償うことが出来ますようにお導き下さい。
柳川先生の御冥福をお祈りします』

斉藤慶子、津川雅彦:弁護士迫まり子の遺言作成ファイル5 告発 [テレビ大阪] 2014年05月13日 13時00分00秒(火曜日)

<斉藤慶子:関連作品>

テーマ:ドラマ - ジャンル:テレビ・ラジオ

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