色々鑑賞録
古い映画やドラマのあらすじを紹介してます
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オープン・ユア・アイズ3
<その3>
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セサールは、時々夜中に目が覚めた。
そんな時、セサールはまず鏡で自分の顔を確かめるのが習慣だった。
今日も大丈夫だ。
鏡を見て安心したセサールは、ふと同じベッドに寝ていたソフィアに目をやった。
そこに居たのは、死んだ筈のヌリアだった。
そんな馬鹿な。
セサールはライトを点けて、再度女の顔を確かめた。
やっぱりヌリアだ。
セサールはヌリアを叩き起こすと、縛り上げて詰問した。
「ソフィアを何処へやった?
あの事故で死んでなかったんだな?
どうやって死体を摩り替えた?」
物凄い剣幕のセサールを前に、ヌリアは泣きながら答えた。
「私がソフィアよ。何を訊いてるのか分からない」
恍けるつもりか。
セサールはヌリアを張り飛ばして、警察に電話を掛けた。

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セサールは、警察署でひと通りの事情を説明した。
ソフィアがヌリアに入れ替わり、ソフィアは何処かへ連れ去られたと。
それを聞いた刑事は、呆れた様子でセサールに答えた。
「彼女がソフィアだ。戸籍も住所も確かめた。
君の言う女性は存在しない」
セサールがなおも説明しようとすると、刑事は逆にセサールを問詰めた。
「君は彼女を殴ったな?何故か知らんが告訴しないそうだ。
君はヤクでもやってるのか?通院歴があるな」
頭がオカシイと思われているようだ。
これ以上話すのは無駄だと考えたセサールは、説明を打ち切って警察署を飛び出した。

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警察署を出たセサールに、ペラーヨが詰め寄った。
「何故ソフィアを殴った?」
セサールはペラーヨに説明した。
あいつはヌリアだ、ソフィアじゃない。
それを下手な言い訳と感じたのか、ペラーヨはセサールに写真を突き付けた。
「お前が殴ったのはソフィアだ」
セサールは写真を見て愕然とした。
ソフィアとのツーショットだった筈の写真が、いつの間にかヌリアになっているのだ。

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セサールは1人バーに入った。
何がどうなっているのかサッパリ分からない。
考えを整理していると、隣の男が話し掛けて来た。
見覚えがある。
確か、テレビで見た男だ。
男は、何故かセサールの悩みを全て知っている様子だ。
「君を助けてやる。君は正常だ。ただ、夢を見てる。
夢を見ている間は、本人にその自覚がない」
セサールが反論しようとすると、男はバーの客を見るよう促した。
「彼らも君の意識の一部だ。君さえ望めば彼らを殺せる」
何だこいつは。
セサールは、頭を抱えて呟いた。
「皆、静かにしてくれ」
その途端、バーは静寂に包まれた。
セサールが驚いて顔を上げると、バーの客は皆静止していた。
丸でビデオの一時停止のようだ。
セサールは、増々混乱して絶叫した。
「どういうことだ!真実を教えてくれ!」

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セサールがそこ迄話したところで、アントニオ医師は質問を挟んだ。
「そのテレビの男は、どんな番組に出てた?」
確か、死体を冷凍保存する話をしていた。
セサールがそう答えると、アントニオ医師はセサールをベッドに横たえた。
そして、より詳しい事情を訊き出そうとセサールに催眠術を掛けた。
「私の指を目で追って、夢の話をよく思い出せ。エリとは誰だ?」
混濁した意識の中で、セサールは何か薬を飲んだ後もがき苦しんだことを思い出した。

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セサールが意識を取り戻すと、アントニオ医師は改めて質問した。
「君は何か薬を飲んだな?どんな薬を飲んだ?病気は薬のせいかもしれないんだぞ。
ソフィアに何をした?思い出せ」

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セサールは再び記憶を辿った。
いつのことだか分からないが、とにかく自宅アパートに帰った。
部屋にはソフィアの写真が飾ってある筈が、全てヌリアのものに入れ替わっていた。
自分が描いた筈の似顔絵ですらヌリアになっている。
ソフィアは一体何処へ行ったんだ?
その瞬間、セサールは誰かに頭を殴られて気絶した。
意識を取り戻した時、そこに居たのはソフィアだった。
ソフィアはセサールに謝った。
「ごめんなさい、泥棒かと思って」
やっと会えた。
セサールは、ソフィアに抱着いてキスした。
今度こそソフィアだ。
しかし、暫くするとまたソフィアだった筈の女がヌリアになってしまう。
「ソフィア、君に会いたい」
セサールは興奮状態のまま、ヌリアの顔に枕を押し当てた。
そして、ヌリアがもがき苦しむにも関わらず全体重を掛け続けた。
やがて、ヌリアは窒息死した。
殺してしまった。
ヌリアだかソフィアだか知らないが、とにかく誰かを殺してしまった。
自分の行為が恐ろしくなったセサールは、思わず鏡を見た。
そこに写ったのは、あの醜い潰れた顔であった。

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セサールの話を聞いたアントニオ医師は、非情な通告をせざるを得なかった。
「君は錯乱してる。
だって、説明出来んだろ?
何故恋人を殺したのか?エリやテレビの男は何者なのか?
来週は裁判だ。
君が錯乱状態だったと訴えて減刑を狙うしかないな」
面会時間が終了した為、アントニオ医師は面会室から出て行った。
1人取り残されたセサールは、自分の運命に未来がないことを改めて悟った。
獄中にしろ閉鎖病棟にしろ、どのみち20年以上閉じ込められるのだ。

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<その4に続く>

<ナイワ・ニムリ:関連作品>

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